カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~マクブール~

2020年07月28日 22時20分59秒 | 映画 / MOVIE

タイトルはイルファン・カーン演じる主人公の名前。
2003年公開でシェークスピアのマクベスに基づいている。

スコットランドをムンバイのアンダーグラウンドに置き換え、
王ダンカンをギャングのドン:アバジ(パンカジ・カプール)、
マクベスをアバジの右腕マクブール(イルファン・カーン)に
置き換える。3人の魔女は2人の悪徳警官オーム・プリと
ナスウッディーン・シャーが演じる。魔女役も兼ねているので、
各所に占星術を用いて予言をする。

マクベスは王の座を手に入れるために主君ダンカンを殺害するが、
マクブールはどちらかと言うとドンの座と縄張りよりも、
ドンの愛人ニンミ(タッブー)への愛が大きく作用している。

  <ストーリー> 

ムンバイのアンダーグラウンドを仕切っているドン:アバジは、
悪徳警官パンディットとプロヒットをも抱き込んでいる。
警察署長のリヤズ(アンクール・ヴィカル)は、
それに気づき独自の捜査をしている。

アバジの右腕マクブールは野心もあるが、
孤児だった自分を育ててくれた事を感謝している。
アバジの愛人ニンミはマクブールに惚れており、
マクブールをそそのかしてアバジの暗殺を企てる。

アバジの息子グッドゥ(アジェイ・デヒ)の結婚式の夜、
マクブールはニンミと共謀してアバジを暗殺し、
泥酔して寝入っていた護衛に罪をなすりつけ、
ニンミが護衛を射殺する。

ところが腑に落ちないグッドゥとカカ(ピューシュ・ミシュラ)は、
マクブールを信用しきれずグループを離れる。
マクブールは自分の座を安泰にするためにカカをも暗殺する。

マクブールとニンミは自分たちがアバジを殺しているため、
その罪悪感から幻覚を見始める。死人がよみがえったり、
ありもしない血のりが見えたり・・・

ニンミはマクブールの子供を出産するが危ない状態だった。
マクブールは外国に高飛びするために、
制止を振り切って強引に病院から連れ出す。
ニンミは血塗られた壁の幻覚を見ながら死んでしまう。

マクブールは子供を連れに病院に戻るが、
グッドゥ夫婦が子供を連れに来ているのを見て、そのまま帰る。
そこへグッドゥの取り巻きがやって来てマクブールを撃つ。

 マクブールの子供がどうなったのか? が気になる所。
 妊娠のタイミング的にドン:アバジの子供の可能性も・・・
 息子夫婦が育てるんだろうけど・・・。

 イルファン・カーンの前にアクシェイ・クマール、
 アニル・カプール、アクシェイ・カンナをアサインしたが、
 断られたらしい・・・。
 イルファンのベスト・アクトと言う人もいる。
 悪党なんだけれど意外に弱気で女性の言いなりになる所、
 亡霊におびえる所など上手く演じていたと思う。

コメント
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