2010年の作品、タイトルは「ボンベイの鏡」。
ムンバイ・ミラーと言う新聞とかけてるのかもしれないが、
床屋での出来事なので鏡かなぁと思う。または、店の中と
外側で起こった出来事が鏡のように映ったと言う事かも。
主演はラージクマール・ラーオとヴィジャイ・マウリヤ。
通常ショート・フィルムは10分~長くとも30分程度であるが、
この作品は3分弱・・・。
言いたい事が良く解らない作品が多いのであるが、
(私の理解力不足も往々にしてあるが)これも良く解らなかった。
<ストーリー>
シャキール(ラージクマール・ラーオ)が床屋に入って来る。
馴染みのようで床屋(ヴィジャイ・マウリヤ)が面白い映像が
あるので観ないか?と勧めるが、面接に遅れるので早く髭を
剃ってくれと頼んでいる。
すると、男がやってきて店から出ないでくれと頼む。
突然、店の外で喧嘩が始まりイスラム教徒の男達が、
ヒンドゥー教徒らしい男を殴打している。
シャキールと床屋はショック状態で無言でその様子を見ている。
床屋は髭を剃るための剃刀でシャキールの喉を切る。
外部の出来事は映画の撮影だった事が判るが、床屋は慌てて
シャッターを下ろす。
恐らく・・・・ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の間にある、
私たち日本人が考える以上の感情を表していると思われる。
店の外でイスラム教徒に殴打されたヒンドゥー教徒を見た
ヒンドゥー教徒である床屋は顔馴染の客シャキール(名前
からしてイスラム教徒)の喉を切ったと言う事だろう。
・・・・殺さなくてもいいと思うけど。