2016年の作品、タイトルは「美しい変化」。
主演のカルキ・ケクランはインドのポンディチェリー生まれだが、
両親はフランス人である。なんとエッフェル塔の設計と建設に
携わったモーリス・ケクランの子孫。タミル・ナドウ州でも
生活した事があるため、ヒンディー語の他、英語、フランス語、
タミル語も話せる。
<ストーリー>
アジャラー(カルキ・ケクラン)が電話で話しながら、
ガーデニングをしている。部屋に戻るとメイドのジャンヴィが、
娘のバビシャを連れて来る。学校は休みなの?と聞く
アジェラーにジャンヴィは、旦那が仕事を覚えさせるために、
学校へやらずメイドの仕事に同行させた事を話す。
アジェラーはインドの現実を受け止める。バビシャは、
母親の仕事を手伝いながらアジェラーを羨望の眼差しで見る。
翌日もジャンヴィはバビシャと一緒にやって来る。
アジェラーはバビシャに英語を教える事を買って出る。
旦那に叱られると言うジャンヴィを制してアジェラーは、
バビシャにチャンスを与えるように話す。
「everyone can make a beautiful change」
インドではこのように女の子に教育を受けさせず、
家事をさせる事が未だに田舎では多い。
数年前から「女の子に教育を!女の子を救おう!」と言う標語が
街中やトラックなどに書かれているが、どこまで広がっているのか。
ちなみに公立の学校での義務教育は無料で受けられる。
農村や山間部の女の子だけでなく、路上生活の男の子も
無料で受けられる教育を受けていない。親の都合や状況で
受けさせてもらえないのかもしれないし、
もしかすると知らないのかもしれない、とも思う。
なんとかならないのか・・・・。教育を受けられないと、
いつまでも負の連鎖から抜け出せない。読み書きができないと、
仕事は限られてしまい、高賃金は期待できない。
なんとかできないのか・・・・。モディ・・・。