2020年の新しい作品、タイトルはヒンディー語で「支配下」。
脇役一筋の500本(?)サンジェイ・ミシュラ主演。
家族の再会を描いた短編としては長い部類の20分の作品。
<ストーリー>
ラジェンドラ(サンジェイ・ミシュラ)が台所に立っている。
そこへ娘のミーラ(アヌプリヤ・ゴエンカ)と息子ヴィル
(ニーラジ・プラディープ・プロヒット)が入って来る。
会話の感じから二人は父親を嫌っている様子が伺える。
母親の容体が悪くなったため子供を呼んだらしい。
仕事が忙しいヴィルは母親の顔も見ずに帰ろうとし、ミーラは
GFから電話がかかって来る。同性愛者であるため家を追い出された
事で恨んでいるようだが、痴呆症の母親を施設に入れた父親を
非難している。言い争っているのを見た父親は子供の頃の思い出が
詰まった箱を二人の前に置く。
そして家を売った事を告げ、母親の面倒をどちらが診るのかを
決めるよう迫る。話し合いがつかないのを見た父親は、
母親に薬を与えて亡き者にする事を提案し家を出て行く。
エンドロール・・・自宅の庭を掃除している父親・・・・。
難しい・・・・。結局のところ父親は子供たちに自分本位の
生活を変える事を考えさせ決断を迫るが、どこに決着したのか?
病床の母親が登場していないので実際の所、生存していたのか、
どういう状態だったのかは不明。そしてエンドロールでは自宅を
売却していないようだったので、母親をどちらかが引き取ったのか、
そこも不明・・・・。謎・・・。