2020年の作品、タイトルはぬいぐるみの猿の名前。
過去を振り返る、ほのぼのとしたいい作品だったが、
主人公の男の年齢から判断すると2・30年は経過している・・・
と思うのだが、猿のぬいぐるみも家もそれほど古くなく」、
リアリティにかけたのが残念だった。
これも「Royal Stag Barrel Select Large Short Films」。
<ストーリー>
男(アヌープ・ソニ)が子供の頃、家族で暮らしていた家を訪ね、
そこで見つけた猿のぬいぐるみに話しかける。
自分はペントハウスに住み、メルセデスに乗り、350万Rs
(約525万円)の時計を身に着けるようになった、と。
そして家具に挟まった家族の写真を見つける。両親は自分の家の
近所に住み元気でいるが、しばらく会っていないとチントゥに話す。
庭で採ったマンゴーをチントゥの横で食べていると、
仕事の電話がかかって来る。男は現実に引き戻されて、
チントゥに背を向ける。
チントゥと並んで鉄棒にぶら下がり、今では自分が欲しい物を
全て手に入れた事を話すと、母親から電話がかかって来る。
男の名前がチントゥである事が解る。
男は猿のぬいぐるみに話しかける事で、
自分が大人になるにつれて無くしてしまった
子供の頃の無垢だった心に気付く。