2018年の作品、タイトルは「インドのサーカス」。
そのまんまであるがサーカス一座の物語りである。
子供の頃、地元にやって来るサーカスは見た事があるが、
インドではもちろん見た事はない。サーカスを舞台にした
アーミル・カーン主演のチェイスがあったけど。
<ストーリー>
本当にまばらな客席、観客も真面目に見ておらず、
酒を飲む男、イチャイチャするカップル、居眠りする人・・・。
それでも一通り演目は終わり観客は帰っていく。忘れ物を
取りに来たカップルを座長が見つからなかったと追い返す。
団員たちが食事をしていると一人の男がやって来て、
分け前が盗まれたと言い出す。
翌朝、座長のテントへ料理係がやって来て、
食材を買うお金がないと言う。座長は移動の途中で食材を買い、
チャイを飲みに入った食堂で恐ろしい勢いで食事をする
大食い男を見つけスカウトする。
座長は大食い男で集客しようと全員に4日間断食する事を提案し、
移動用のバスを売りお金を調達し、町中に大宣伝する。
宣伝の効果があって大入り超満員の観客となる。
ところが・・・大食い男は出番の前に食べ過ぎて倒れてしまう。
観客は怒りテントを破壊し帰って行き、警察がやって来る。
座長は有り金全てを警官に渡し逮捕を免れる。
売り払ったバスは映画の撮影で爆破されてしまい、
移動手段を失い無一文になったサーカス団はトボトボと歩いて
次の町へ向かう・・・・・。
悲しすぎる・・・・哀れだ・・・・。
本物のサーカス団もこのようなものかもしれない。
ボリショイ・サーカスやシルク・ドゥ・ソレイユ規模の
サーカスであれば売れるかもしれないが、
小人やバイクの軽業、ナイフ投げ、玉乗り、竹馬程度で
あれば・・・食べていけないかも・・・。