2019年の作品、タイトルは「新しく生まれた母親」。
これも母の日に封切られた作品。
マタニティブルーから鬱になってしまった若い母親を、
理解のある父親が立ち直らせるストーリー。
<ストーリー>
妊娠検査薬を確認して喜ぶ夫シッダールタ(カラン・ワヒ)と、
妻ジェニー(プージャ・ゴル)。ところが日に日にジェニーは、
マタニティ・ブルーになって行く。音楽教師のシッダールタは
仕事を休み彼女のそばにいる。
女の子を出産したジェニーは家に戻るが鬱状態のままである。
シッダールタはジェニーの様子を察して育児に協力的であるが、
休暇は使い果たしてしまっており仕事は休めない。ジェニーは、
自分一人が子供のために犠牲になっているように思っており、
泣きやまない子供にいら立つ。
シッダールタは自宅に子供を集めて音楽を教え始め、
ジェニーにも子供を教えるように勧め、
自分が赤ちゃんの世話をして気分転換をさせる。
そしてジェニーの誕生日を子供たちと一緒に祝い、
ジェニーは喜びをもって赤ちゃんの世話をするようになる。
このように子育てに理解があり協力的な父親が多いとは思えない。
インドでは都市部の一部の若い世代は別として、
男性は賃金を稼ぐため外で働き、女性は家事全般を受け持つのが
一般的である。まぁ考え方が保守的というか、
ハッキリ言えば古いのである。
こう言う作品を見て気が付く男性が多いといいのだけれど。