カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~クーン・アーリ・チッティー~

2021年04月08日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

2017年の作品、タイトルはパンジャビ語で「血で書かれた手紙」。
女優リチャ・チャッダの監督作品で、パンジャーブ州に住むシク教徒の
少年が空想するGFに手紙を書く話かと思いきや・・・。英語字幕。

女優としては2020年のカンガナ・ラナウト主演の「パンガー」で、
カンガナの親友のカバディのコーチ役くらいしか記憶にないけれど。

ヒンディー語以外の言語の映画はその土地に特化したものが多く、
歴史や文化、背景などに精通していないと理解が難しい事がある。
1980年代後半から90年代のパンジャーブ州では、
警察による残虐行為やテロが多発した暗黒期だったらしい。

  <ストーリー> 

高校生のビンダール(マンプリート・ギル)が友人に
GFからの手紙を読み聞かせている。ところがこれは
バインダーの空想のGFであった。彼女は血で手紙を
書く事を要求している。

家族が警官に殺された人やテロの話をしている所に
ビンダールが帰宅する。彼は風呂場に行きカミソリで
自分の左手首を切ろうとするができない。

弟を自転車に乗せて畑へ行く。弟が用を足している間に、
GFノプリトーあての手紙を読み、手首を切ろうとするが、
やっぱりできない。

 シク教徒の女性の名前はなぜにいつもプリトーなんだろう?
 ハルプリートとかの愛称がプリトーなんだろうな。

そこへ拳銃を持った二人組がやって来て水場を教えろと言う。
二人組が忘れて行ったベストを手に入れるが、自転車のカギを
無くしてしまい自転車を持ち上げて家に戻ろうとする。
そこへ警官がやって来てベストを着ているビンダールを
連れて行ってしまう。

そして無実のビンダールをテロリストとして撃ち殺してしまう。
死体を車に乗せると手紙が地面に落ち、そこに血が滴る。

 血で手紙を書こうとしたけれど、結果的には手紙に血が滴り、
 血の手紙となった。
 おそらく歴史を知っていれば、なるほどと思うのだろうが、 
 いまいち・・・ピンとこないのであった。

 テロリスト狩りのノルマ達成のためかもしれないが、
 明らかに違う高校生を殺さなくてもいいのになぁと感じた。
 それぐらい悲惨な時代だったのだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする