カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

人生の特等席。

2021年06月17日 21時27分59秒 | 映画 / MOVIE

2012年のアメリカ映画、原題は「Trouble with the Curve」
クリント・イーストウッド82歳の時の作品で弟子のロバート・
ロレンツの初監督作品。インド映画以外も観るのよ。笑

  <ストーリー> 

メジャーリーグの名スカウト、ガス(クリント・イーストウッド)の
老いた一日から始まる。球場へ行き仲間と有力選手を見ているが、
視力が衰えてきており席を立つ。

妻を亡くし男で一つで育てた娘のミッキー(エイミー・アダムス)は、
有能な弁護士となり次の訴訟に勝てば法律事務所のパートナーに
抜擢されると言う所まで来ていた。

ガスはコンピュータに頼らず(使えないだけだが)昔ながらの
自分のやり方で新人を発掘していたが時間の流れには逆らえず、
契約を打ち切られそうになっていた。

長年の友人ピート(ジョン・グッドマン)が心配するが、ガスが
取り合わなかったためミッキーに会いに行く。ミッキーは父親を
助けるためガスの視察地へ駆けつける。ガスは1人の打者を
追っていた。そこへ元投手でライバル球団のスカウトに転じたジョニー
(ジャスティス・ティバーレイク)がやって来る。

ミッキーはガスを助けながら仕事は続ける。そしてジョニーとの
距離も徐々に縮まって行く。6歳で母を亡くしたミッキーは
親戚に預けられガスに捨てられたと思っていた。

ガスは球団が狙っている打者が速球には滅法強いが、変化球が
打てないと言う事に気づいていたためミッキーに指示を出して、
見極めさせていた。

ミッキーはガスに帯同しながら仕事は続けていたが、
法律事務所はミッキーを外し他の弁護士の起用を決め、
昇進も見送られてしまう。

ガスの見立てを信じたジョニーは球団にドラフト指名を見送るように
伝えるが、ガスのチームは指名してしまいガスはミッキーにも
告げず去ってしまう。

ミッキーはモーテルの外でキャッチボールの音を聞き、
そこで投げている無名の投手が逸材だと見極める。
彼は球場でピーナッツを売っている青年だった。

ミッキーは彼を本物だと見抜き球団に推薦する。指名した打者と
対して速球でもカーブでも空を切らせ、球団はガスの見立てが
正しかった事に気づく。

ジョニーがミッキーの元に駆け付け二人は結ばれる。

 私はイーストウッドが好きだ。フケ専ではないが・・・・
 ローハイドに始まってガンマンシリーズ、ダーティーハリーと来て、
 マディソン郡の橋、ミリオンダラー・ベイビー、その他多数・・・
 彼ほど洗練されていて無駄な肉(身体も心も)がなく、
 セクシーで(笑)理想的な男性はいないと思う。
 91歳となった今でも素敵だ。

 映画の中では見事なまでも老いている、そう言う自然な所も
 本当に好きだ。私は90歳まで生きている自身はないが・・・
 もし生きていたら、そうありたいと思う。

 ミリオンダラー・ベイビーの時も思ったがイーストウッドは若い女性と
 恋愛感情(性的好奇心を持つ相手)ではない関係を結び描くのが、
 上手いと思う。この作品も過去の父娘の関係性も明らかにしながら、
 本当に上手に心の距離と考え方を描いていると思う。

 クリント・イーストウッドは最高だ。

コメント
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