1990年発行の東野圭吾の推理小説。
とある資産家の別荘で起きる殺人事件。
読み進むうちに思ったのだが・・・
1992年発行の「ある閉ざされた雪の山荘で」に似ている。
あっちを先に読んでいたが、こっちが先の作品だったので、
あっちがこっちに似ているのだ。というか、恐らく同じ感じの、
ストーリーが浮かんだので、どっちも作品にしたのだろう。
資産家の令嬢・森崎朋美は樫間高之との結婚を控え、
式場やらなにやら自分で企画していく。
ところが・・・朋美は交通事故で死んでしまう。
二人のなれそめは、2年前の交通事故だった。
高之の運転する車に朋美の車が追突し、
朋美は脚に重傷を負ってしまう。朋美は将来を嘱望された
バレリーナで、バレエができなくなってしまった事で、
入院中の病室で自殺を図る。偶然、見舞いに訪れた高之が、
見つけて命を助けた事から交際が始まったのだった。
そんな朋美が打ち合わせに行った式場からの帰り道、
運転を誤って崖下に転落して死んでしまったのだった。
現場検証から居眠り運転による事故とされた。
それから3か月後、朋美の両親は家族と高之を別荘に招き、
朋美をしのぶ集いを開いた。
ところがそこに銀行を襲った犯人が逃げ込んできたから、
さぁ大変・・・・。集った8人は軟禁されてしまう。
仮面山荘と言うのは仮面が飾ってあった別荘の事である。
仮面にも山荘にも意味はない。
この8人+犯人2人が4日間に巻き起こす話なのであるが、
「ある閉ざされた雪の山荘で」みたいな感じなのでる。
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