もうキャスティングを聞いただけで、
ヒンディ映画ファンならヨダレものである。
写真左上側からカリーナ・カプール・カーン、右上がアジャイ・デーブガン、
その下、左側にアミターブ・バッチャン、右側がアムリタ・ラオ、
タイトルの左下、マノージ・バジパイ、右下がアルジュン・ランパール。
「サティアグラハ」とは・・・
ガンディーが提唱した非暴力と不服従による反英独立抵抗闘争。
ヒンディー語で「真理の把握」と言う意味。

<ストーリー>
元教師ドワルカ・アーナンド(アミターブ・バッチャン)の
建築家の息子アキレッシュは、
自分が建築した橋が崩落した事で工事に関わる不正を知るが、
交通事故死してしまう。
アキレッシュの葬儀に政治家のバララーム(マノージ・バジパイ)がやってきて、
彼の貢献に対して

25ラーク・ルピー(約400万円)を贈ると申し出る。
アキレッシュの妻スミタ(アムリタ・ラオ)が役所に出向き断るが、
女性である事で不当な扱いを受け、
ドワルカは抗議のために役所に乗り込み逮捕されてしまう。
スミタの兄であるエンジニアのマナヴ(アジェイ・デーブガン)が、
解放要求の為に留置所を訪れ、アルジュン(アルジュン・ランパール)と出会う。
アルジュンはドワルカの教え子で民衆の政治的リーダーだった。
マナヴはTVジャーナリストのヤスミン(カリーナ・カプール・カーン)の、
「無抵抗不服従運動」の報道を見方につけ民衆を巻き込んで、
アルジュンと協力しドワルカの解放運動を開始する。
アキレッシュは汚職隠蔽の為に事故を装って殺された事を知り、
政治の腐敗に対する民主運動は大きく盛り上がる。
(アキレッシュが亡くなった場所での追悼シーン。)
解放されたドワルカは抗議のためにハンガーストライキを開始、

TV報道やフェイスブックにも取り上げられ、
騒ぎが大きくなったためバララームはドワルカ殺害の指示を出す。
ドワルカは凶弾に倒れるが、バララームは逮捕され、
民衆の声が政治に反映される事になった。

最近のヒンディ映画について一言。

まずシリアスタッチの映画では、
昔のように何の脈絡もなく歌って踊るシーンはなくなった。
しかしマナヴとヤスミンのラブシーンでは、
踊りはしなかったものの音楽に乗ってのシーンが長すぎる・・・。
私的にはカットだわぁ。

文句を言うヤスミンの唇をマナヴが奪って止めさせるシーンなど、
(館内は大喜び、私はちと恥ずかしかった・・・。)
キスシーンやベッドの上でのシーン(ヌードや絡みはなし)が普通になった。
なお、インド人はこの手のストーリーが大好きなようで、
映画の評価も非常に高い。
私としては、マナヴがドワルカやアルジュン以上に、
政治や民主運動にのめり込んで行く所がよく理解できなかった。
言葉が分からないので想像するしかないので仕方ないところであるが。

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