WBA世界ライト・フライ級 WBA世界ライト・フライ級
スーパーチャンピオン チャンピオン
京口 紘人(ワタナベ) エステバン・ベルムデス(メキシコ)
15勝(11KO) 14勝(10KO)2敗2分
ボクシングはWBA、WBC、IBF、WBOと4団体あり、
同じ階級でチャンピオンが4人いる。井上尚哉選手は、
この4団体を統一しようとしている。
WBAは最も古い団体であるが、同階級で他の団体でも
チャンピオンなった選手をスーパー・チャンピオンに格上げし、
正規チャンピオンをもう一人設けている。
これはタイトルの承認料を二重に取るためである。
と言う事で、スーパー・チャンピオンと正規チャンピオンによる
同団体内での王座統一戦となったわけである。
しかも相手国メキシコでの一戦。
写真右側:オレンジ色のトランクスが京口選手。
写真左側:黒色のトランクスがベルムデス選手。
1ラウンド:京口選手が左ジャブから積極的に前に出て
左アッパーから右ストレート。左右のアッパーでベルムデス選手の
顔を跳ね上げる。ベルムデス選手は左右のフックを大きく振るう。
京口選手が内側から上手く当てている。
(京口選手:10-9:ベルムデス選手)
2ラウンド:ベルムデス選手が頭から前進し左ボディストレートと
右フックを大きく振る。京口選手は左ジャブから右ストレート。
距離が詰まると左右のアッパーから右を打ち下ろす。
(京口選手:10-9:ベルムデス選手)
3ラウンド:ベルムデス選手が前進、京口選手はガードを高く固めて、
距離が詰まると左右のアッパー。ベルムデス選手はバッティングで
左の前頭部をカット。
(京口選手:10-9:ベルムデス選手)
4ラウンド:頭から出るベルムデス選手、京口選手は良く見て
左ジャブから左右のアッパーが効果的。ベルムデス選手の大きな
左右のフックが時々当たるが単発。
(京口選手:10-9:ベルムデス選手)
5ラウンド:頭を付けての打ち合い、ベルムデス選手の外側からの
大きなフックと京口選手の内側からのアッパー。有効打数で京口選手。
(京口選手:10-9:ベルムデス選手)
6ラウンド:ベルムデス選手が頭から前に出ると何故か?
京口選手にバッティングの減点1・・・。京口選手は左ジャブで
距離を取る。ベルムデス選手は頭から前進するが京口選手の
左ジャブから右のロングフックが当たり下がる。
(京口選手:9-9:ベルムデス選手)
7ラウンド:ベルムデス選手が前進し京口選手が距離を取る。
距離が詰まると京口選手は落ち着いて左右のアッパーを連打。
ベルムデス選手の出血がひどくドクターチェックが入るが再開。
京口選手の右の打ち下ろしが当たりベルムデス選手がふらつき
右手をリングに着くがスリップダウンの判定。そしてその際、
後頭部への打撃で京口選手に減点1が課せられる。
(京口選手:9-9:ベルムデス選手)
8ラウンド:勝負と見た京口選手が出る。ロープに詰めて連打。
手が出なくなったベルムデス選手。レフェリーが試合を止めた。
24秒、京口選手のTKO勝利。
2度の減点もスリップ・ダウンの判定も、
地元メキシコに有利なレフェリングであった。
スコアリングシートは見ていないが、
もしかすると単発な大振りフックが細かく的確なアッパーより
有効についていたかもしれない・・・・。
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