国民民主党を応援している事をカミングアウトした山口二郎
山口二郎という政治学者が民主党(民進党)と心中するほどの支援者であったことは、自他ともに認める周知の事実だ。
しかし、民進党分裂のいま、国民民主党を応援しているとは知らなかった。
きょう8月26日の東京新聞「本音のコラム」でこう書いている。
「ほとんど注目されていないが、日本の政治における選択肢を作るためにはこの党(国民民主党)にも奮起してもらわなければならない」と。
「国民民主党については、支持率が低い、何をやりたいのかわからないという冷笑が常とう句になっている(が)、支持率を気にしても仕方がない」と。
そう言った後で、次のように国民民主党にエールを送っている。
つまり、今度の自民党総裁選で明らかにように、いまの自民党はかつて日本を支えた穏健保守勢力、つまり内におけるそれなりの平等、外に対する平和路線、を担った経世会や宏池会は絶滅寸前である、と書いた後で、こう続けている。
「代表選に立候補した玉木、津村両氏には、細かい政策よりも、経世会、宏池会の良い部分を継承し、現代に適応させて、豊かで平和な国を再建するという構想を打ち出してほしい」と。
「他党と組む、組めないなどと形の話から入るのは見当はずれの極致である」と。
どう考えても、これは国民民主党への応援だろう。
頑なに共闘を拒む枝野立憲民主党への当てこすりだろう。
「本音のコラム」で文字通り山口二郎は国民民主党支援者である本音をカミングアウトしたということである(了)