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ドライバー好みの仕事で人材確保 「大型トレーラはドライバーが集まらない」
2024年11月14日New!!
人材不足で苦戦する運送事業者のなかには、「ドライバー好み」の仕事で、人手を確保しようとする経営者もいる。東京都江東区の運送事業者は現在、4トンウイングの地場輸送に力を注いでいる。「労働時間が短く、荷物の積み下ろしもリフトや機械で行う。土日休みの仕事なので、求人を行えばすぐに人材は集まる」という。
同事業者は、「以前は月給で50万―60万円出せばトレーラの人材も確保できたが、最近は燃料費だけでなく、車両、部品なども値上がりして利益が少なく、これまでのようには出せない」と説明。「大型トレーラの仕事はドライバーが集まらなくなったので、比較的、人材が集まりやすい4トンウイング車でのルート配送に力を入れている」という。
川崎市で雑貨輸送を展開する運送事業者も、「大型になればなるほど燃料費が増えるし、自分でお金を出して大型免許を取ろうとする人も減った」と嘆く。
「人が集まる職場環境を整えることも大事」と考える同社では、「若い世代の『マニュアル車離れ』に対応し、4トンウイング車はオートマで、ドライバーが運転に集中できるようにした」という。
同事業者は、「売り上げ重視では人材確保は難しい。人の集まりやすい仕事を増やしていくことが重要」と語る。
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