広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

朝の散歩

2008-11-24 14:43:26 | 秋田の季節・風景
晴天の朝。こんなに晴天の日は、もう年内はないかもしれないので散歩に出かけた。

秋田駅の北側。6時45分に上野からの寝台特急「あけぼの」が到着する。3番線に入るので、ホテルメトロポリタンとセントポール教会の間の区画整理中の道路から機関車の辺りを見ることができた。
プログラムオート F5.6 1/100
このEF81形という電気機関車は、昭和40年代から製造され、秋田周辺でも特に羽越本線では国鉄時代からおなじみの車両(昔とは車体の赤の色合いが違っている)。
写真の機関車は側面に流れ星のマークが付いている。これは札幌-上野間の「北斗星」用の機関車としての装飾。本来「あけぼの」は、青森の車両基地所属の星マークなしの機関車が担当するのだが、現在は諸事情(検査とか他の仕事があるためらしい)により、ほぼ1日おきに東京の田端の車両基地の機関車が応援に入っている。そのため、手の空いている機関車が割り当てられ、北斗星用のほかにも珍しい塗装の機関車も時々見かける。

やっと朝日が差してきた。冬至前後の天気の悪い日だと、この時刻でも真っ暗だろう。
プログラムオート F4.5 1/100 露出-0.3


秋田駅前から西へ向かって中央通りを歩く。秋田駅の西側は車が反時計回りの一方通行になっていて、この通りは県庁・市役所方面から駅へ向かって3車線の一方通行。反対方向の広小路は、商店街でシャッター通りと化しているが、中央通りの方は、企業の支店などのオフィス街なので、今となってはこちらの方が街らしいと言えるかも。

イチョウ並木になっていて、すっかり葉を落としているが、目に付いたイチョウがあった。
プログラムオート F5.6 1/160 露出-0.3

近寄ってみると、
プログラムオート F4.5 1/100 露出+0.3
銀杏が付いている。いくつか落ちていて、つぶれた実もあり、臭い。

先日、秋田市内の紅葉の記事で、銀杏がなるイチョウの周りは臭いというコメントに「街路樹は実がならないオスのイチョウだけを植えてるから臭くないよ」と返事をしてしまったけれど、実をつける街路樹のイチョウもありましたよ! あどれ さん!!

「イチョウの雌雄は葉っぱで見分けられる」というのは俗説で、実がならないと判別できないらしく、現在の街路樹用の木は、種でなく、オスの木を接ぎ木して殖やしているそうだ。
中央通りを全部歩いたけれど、実が付いたのはこの木だけだったと思う。中央通りにイチョウが植えられたのは、おそらく昭和40年代だと思うけれど、当時は苗木の品質管理が不完全だったのか、なんらかの手違いで、1本だけメスの木が混ざってしまったのだろう(以前の記事で取り上げた秋田市道のイチョウ並木は昭和60年前後に整備)。
【2015年11月15日訂正】中央通りには、このほかにもメスの木がわずかに混ざっていた。この次↓に出てくる、郵便局前の落葉が遅い木もメス。

中通一丁目郵便局の隣が空き地になっていて、そこのイチョウの木だけに一足先に朝日が当たっている。両隣の木はすっかり落葉しているのに、日が当たっている木の日が当たっている側だけ、まだ葉が付いている。
プログラムオート F4.5 1/100 露出-0.3
新屋の美短のイチョウもそうだけど、日当たりがいいと、「もっと光合成するぞ」とばかりに葉を落とさないのだろうか。
コメント (4)
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