静岡旅行記の続きです。
JRで興津駅まで戻ってきた。今日の宿の最寄り駅だが、荷物は1駅先の清水のコインロッカーにある。バスのフリー乗車券もあまり使っていないし、時間もまだある。ということでバスで清水中心部へ向かう。
興津駅前は、山間部の但沼(ただぬま)車庫始発で興津駅前に乗り入れ、清水駅前に向かう「三保山の手線」という路線が1時間に2~3本通っているが、清水駅の先、三保の松原がある三保方面に直通運転している。夕暮れの富士山が見たくて、三保へ行くことにした。(追記・他に清水駅-三保の区間便があり、三保方面には毎時5~6本運転)
傾いているのはドア側のバネの空気を抜いて乗降しやすくしているため。
この路線は全車両がいすゞの大型ノンステップバス「エルガ」。一部は同設計(いすゞと日野の合弁会社が製造している)の日野「ブルーリボン2」だけど、ここまで車両が統一されているのも、ノンステップ車が多いのも秋田の感覚では珍しい。積雪地の秋田でノンステップ導入は難しいから仕方ないが、大型バスの新車に乗れてうれしかった。中型バスが主力の秋田では、最新の大型バスといえば、おそらく秋田市交通局が1995年頃に導入したのが最後なのだから。
「しずてつジャストライン」でも、郊外の山間路線は年代物のバスが多いそうだ。また営業所ごとに車両のメーカーを揃えているらしく、静岡市中心部では三菱の車も多かった。
興津駅を出て旧東海道を走る。車窓から海は見えないが、山下清も訪れた「清見寺(せいげんじせいけんじ)前」を通る。乗客は5人くらい。お年寄りも多いが、さすがノンステップ車は乗降がスムーズ。東海道本線と交差して清水区中心部に入る。清水駅手前の「西久保営業所前」ですばやく運転士が交代。清水駅で興津方面からの乗客も皆降りて、興津から通して三保へ向かうのは車両と僕だけのようだ。
JR清水駅、静岡鉄道(清水・静岡を結ぶ私鉄。バス部門がこのジャストライン)の新清水駅、清水区役所などから、大勢の乗客が乗ってきて、席が全部埋まる。清水中心部は運賃が100円になっている。港が見えてきて、秋田市のセリオン周辺っぽい雰囲気だが、「エスパルスドリームプラザ」などがあり、人通りが多くにぎやか。こういうのが本当の“港町”なんだろう。
巴川の河口近くの橋を渡ると、運動公園があり、サッカーの練習帰りのような若者が数人乗ってきたのも清水らしい。
秋田の土崎港から男鹿へ向かうバイパスっぽい道路だが、町並みが途切れず車内がなかなか空かない。「東海大学前」で学生らしき人が降り、次の「折戸車庫」辺りで降りていく人が増えてきた。この路線は但沼車庫・西久保営業所・折戸車庫・三保車庫と自社の車庫前をよく通る。「三保松原入口」で下車。興津から約40分、正規運賃で550円だった。
バス通りを横断して横道に入り、10分強歩く。すぐ近くまで民家が立ち並んでいるが、トイレと数件の土産物屋や食堂がある。車で来た家族連れなど、意外に多くの人がいる。見た感じは、秋田のももさだ海岸あたりの松林と変わらない。違うのは羽衣の松があって富士山が見えること。
逆光だけど、樹齢650年という、天女が舞い降りた羽衣の松。
プログラムオート F4 1/100
プログラムオート F7.1 1/250
そして富士山。
海と松原と両方が写る場所が見つけられない。砂浜を歩くのも疲れたので妥協して撮影。
プログラムオート F7.1 1/250
中央右寄りの砂の上にとがった物が見えるが、シートで覆われた小船。7年前に来た時もあったはず。何物か分からないが写真撮影には邪魔。
プログラムオート F4.7 1/160
この日は興津の宿に泊まり、翌日は秋田へ戻った。
静岡旅行記はこれで終わりにしますが、お土産など小ネタを後でご紹介します。
JRで興津駅まで戻ってきた。今日の宿の最寄り駅だが、荷物は1駅先の清水のコインロッカーにある。バスのフリー乗車券もあまり使っていないし、時間もまだある。ということでバスで清水中心部へ向かう。
興津駅前は、山間部の但沼(ただぬま)車庫始発で興津駅前に乗り入れ、清水駅前に向かう「三保山の手線」という路線が1時間に2~3本通っているが、清水駅の先、三保の松原がある三保方面に直通運転している。夕暮れの富士山が見たくて、三保へ行くことにした。(追記・他に清水駅-三保の区間便があり、三保方面には毎時5~6本運転)
傾いているのはドア側のバネの空気を抜いて乗降しやすくしているため。
この路線は全車両がいすゞの大型ノンステップバス「エルガ」。一部は同設計(いすゞと日野の合弁会社が製造している)の日野「ブルーリボン2」だけど、ここまで車両が統一されているのも、ノンステップ車が多いのも秋田の感覚では珍しい。積雪地の秋田でノンステップ導入は難しいから仕方ないが、大型バスの新車に乗れてうれしかった。中型バスが主力の秋田では、最新の大型バスといえば、おそらく秋田市交通局が1995年頃に導入したのが最後なのだから。
「しずてつジャストライン」でも、郊外の山間路線は年代物のバスが多いそうだ。また営業所ごとに車両のメーカーを揃えているらしく、静岡市中心部では三菱の車も多かった。
興津駅を出て旧東海道を走る。車窓から海は見えないが、山下清も訪れた「清見寺(
JR清水駅、静岡鉄道(清水・静岡を結ぶ私鉄。バス部門がこのジャストライン)の新清水駅、清水区役所などから、大勢の乗客が乗ってきて、席が全部埋まる。清水中心部は運賃が100円になっている。港が見えてきて、秋田市のセリオン周辺っぽい雰囲気だが、「エスパルスドリームプラザ」などがあり、人通りが多くにぎやか。こういうのが本当の“港町”なんだろう。
巴川の河口近くの橋を渡ると、運動公園があり、サッカーの練習帰りのような若者が数人乗ってきたのも清水らしい。
秋田の土崎港から男鹿へ向かうバイパスっぽい道路だが、町並みが途切れず車内がなかなか空かない。「東海大学前」で学生らしき人が降り、次の「折戸車庫」辺りで降りていく人が増えてきた。この路線は但沼車庫・西久保営業所・折戸車庫・三保車庫と自社の車庫前をよく通る。「三保松原入口」で下車。興津から約40分、正規運賃で550円だった。
バス通りを横断して横道に入り、10分強歩く。すぐ近くまで民家が立ち並んでいるが、トイレと数件の土産物屋や食堂がある。車で来た家族連れなど、意外に多くの人がいる。見た感じは、秋田のももさだ海岸あたりの松林と変わらない。違うのは羽衣の松があって富士山が見えること。
逆光だけど、樹齢650年という、天女が舞い降りた羽衣の松。
プログラムオート F4 1/100
プログラムオート F7.1 1/250
そして富士山。
海と松原と両方が写る場所が見つけられない。砂浜を歩くのも疲れたので妥協して撮影。
プログラムオート F7.1 1/250
中央右寄りの砂の上にとがった物が見えるが、シートで覆われた小船。7年前に来た時もあったはず。何物か分からないが写真撮影には邪魔。
プログラムオート F4.7 1/160
この日は興津の宿に泊まり、翌日は秋田へ戻った。
静岡旅行記はこれで終わりにしますが、お土産など小ネタを後でご紹介します。