車で(徒歩でも)不案内な場所を訪れて現在位置を知りたい時、あるいは誰かに道案内をする時、信号機に付いている地点名(交差点名)表示はかなり役に立つのではないだろうか。カーナビやネットの地図でも、交差点名が表示される。
管轄は道路管理者か警察(公安委員会)なのかはよく分からないが、都道府県によって、表示方法や取り付け方が異なっている。(尾張大橋のローマ字表記が愛知側と三重側で違ったように)
その愛知・三重県の国道を歩いた時は、多くの交差点に表示があり、秋田県よりも多いと思った。
愛知県の交差点。取り付け方がユニークで、完全に信号機と分かれている
秋田県では、信号機の横、フレームに取り付けるのが多い(古川添は珍しい取り付け方)
古いものは縦書き。信号機自体は交換しても、表示はそのままなことが多い
川反近くの「大町五丁目」交差点
竿燈大通り側を背にして撮影。左が五丁目橋・南大通り。
十字路なので、4か所に信号機があるが、うち3つには交差点名が表示されていない。昔は他の信号機にも付いていたような気がするけど…
で唯一表示が残っているのは、南大通り・五丁目橋から寺町方向へ西へ直進する時、正面になる信号機。材質や書体が違い、取り付け方も他ではあまり見ない方式。
え?「大田_-_丁目」? 文字がはがれた跡でかろうじて「大町五丁目」と判読できる状態
「新屋支所前」もそうだったけど、こんなのを放置してみっともない。
※その後、2012年に更新された
※さらに同様の別の交差点でも
1つ竿燈大通り方向(北)の交差点
竿燈大通りを背にして。
ここの信号機は古めの電球式だが、上の大町五丁目の写真と比べていただくと分かるが、レンズ(光る部分)表面が粗くザラザラした感じで、色合いも違う。
青信号はご覧の通り一般的な緑というより青に近い。秋田市内にたまにあるが、子供の頃好きだった。
なお、秋田の信号機は、赤色だけレンズの直径が5センチ大きい(30センチ)ものが多く、これもそうなのが分かる。
記憶には、この信号機の下に、五丁目と同タイプで「大町四丁目」と表示があった。
下から撮影。赤色はひさしも他より長い
オレンジの三角で示したの部分だけ、色が変わっていて、ネジ穴らしきものもある。ここに表示が付いていたに違いない。
古い写真を探してみた。2002年に撮影した写真の隅にこの信号機が写っていた。
ピントは合っていないが、たしかに表示板が付いている。
ということは、取れてしまったか、撤去したっきり、更新していないのだろう。五丁目の方も同じだろう。ホントに秋田県の道路管理はいい加減。
なお、大町五丁目は道路拡張が行われるようなので、その際には新しくなるか、表示自体をやめてしまうだろう。
今度は竿燈大通りに出て、西へ移動。
竿燈大通りには両端を入れて7つの信号機付き交差点がある(西向き車線だけにある中央道路地下道トンネル出口との合流点の信号は除く)。
7つのうち、西端は有名な「山王十字路」、東端は「二丁目橋」(古い秋田市民には「産業会館前」と言った方が通じるかも)、二丁目橋から1つ西寄りは「日銀秋田支店前」とそれぞれ名付けられ、表示がある。だが、残りの連続した4つの交差点には名前がない。
山王大通りから1つ東寄りの交差点から撮影。東側の5つの交差点の信号が写っている
秋田市大町は、城下町の秋田には珍しく、街が碁盤の目状になっている。そして竿燈大通りは、オフィスビルが多くて目立った建物が少なくて画一的。だから長くこのエリアに関わっている僕でも、例えば「通町の“せきや商店”に行くには山王十字路から何番目を曲がるの?」と聞かれても、とっさには説明できない。
通り慣れない人が車を運転していても、ご覧の通りそっくりな交差点が連続する中、車の流れが速く、街路樹があるなど、周辺の目標物を確認するにしても難しいだろう。一部でも信号機に交差点名があれば、分かりやすい。
山王十字路から3つ目の交差点
でも昔、まだ横長の信号機だった頃は、山王十字路の次の次の次の交差点の信号機に「大町西」と表示があった。(四丁目と同じ形式だったと思う)
実は、この交差点よりまだ西側に大町という住所が続いていて、西端は、ちょうど2つ上の写真を撮った、山王十字路の次の交差点付近。だから、「西」の由来は不明だが、「大町西交差点」という名称は、少なくとも付近住民にはそれなりに知名度があると思う。
(「大町東交差点」という名前も聞いたような気もする。場所としては1つ隣、秋田銀行大町支店・繁田園・ローソン前の交差点か?)
現在「大町西」の名称が残るのは、1日1便しか通らないバス停名と、交差点付属の「大町西地下道」という歩行者横断地下道くらい。
バス停と大町西交差点
インターネットの「マピオン」や「googleマップ」では、交差点名が表示されるが、現在、「大町四丁目」「大町西」は表示されず、無名交差点になってしまっている。(五丁目は表示される)
また、由利本荘市本荘地区の「大町角」という交差点も、昔は表示があったのに現在はなく、地図サイト上も無名。地元の人にはかなり浸透した名称のはず。
消えてしまって“幻の交差点”となった「大町四丁目」「大町西」「大町角」。風前の灯火の「大町五丁目」。
秋田県だか秋田県警だかは、交差点名表示をしたくない、しない方針なのだろうか? でも新しい道路の交差点には表示がある。
多くの人が地点名として認識するためには表示が必要だし、「山王十字路から×個目、○○の角」なんて説明するのは大変だし、教えられた方も周囲に気を取られて安全運転に支障をきたしかねない(信号機近くの表示なら視線移動が少なく危険性が減少するのではないか)。また、事故や道路不具合の通報の際も、スムーズにできる。
僕としては、秋田県内ではもっと地点名表示を増やしてほしいと思っているのだが、いかがでしょうか?
管轄は道路管理者か警察(公安委員会)なのかはよく分からないが、都道府県によって、表示方法や取り付け方が異なっている。(尾張大橋のローマ字表記が愛知側と三重側で違ったように)
その愛知・三重県の国道を歩いた時は、多くの交差点に表示があり、秋田県よりも多いと思った。
愛知県の交差点。取り付け方がユニークで、完全に信号機と分かれている
秋田県では、信号機の横、フレームに取り付けるのが多い(古川添は珍しい取り付け方)
古いものは縦書き。信号機自体は交換しても、表示はそのままなことが多い
川反近くの「大町五丁目」交差点
竿燈大通り側を背にして撮影。左が五丁目橋・南大通り。
十字路なので、4か所に信号機があるが、うち3つには交差点名が表示されていない。昔は他の信号機にも付いていたような気がするけど…
で唯一表示が残っているのは、南大通り・五丁目橋から寺町方向へ西へ直進する時、正面になる信号機。材質や書体が違い、取り付け方も他ではあまり見ない方式。
え?「大田_-_丁目」? 文字がはがれた跡でかろうじて「大町五丁目」と判読できる状態
「新屋支所前」もそうだったけど、こんなのを放置してみっともない。
※その後、2012年に更新された
※さらに同様の別の交差点でも
1つ竿燈大通り方向(北)の交差点
竿燈大通りを背にして。
ここの信号機は古めの電球式だが、上の大町五丁目の写真と比べていただくと分かるが、レンズ(光る部分)表面が粗くザラザラした感じで、色合いも違う。
青信号はご覧の通り一般的な緑というより青に近い。秋田市内にたまにあるが、子供の頃好きだった。
なお、秋田の信号機は、赤色だけレンズの直径が5センチ大きい(30センチ)ものが多く、これもそうなのが分かる。
記憶には、この信号機の下に、五丁目と同タイプで「大町四丁目」と表示があった。
下から撮影。赤色はひさしも他より長い
オレンジの三角で示したの部分だけ、色が変わっていて、ネジ穴らしきものもある。ここに表示が付いていたに違いない。
古い写真を探してみた。2002年に撮影した写真の隅にこの信号機が写っていた。
ピントは合っていないが、たしかに表示板が付いている。
ということは、取れてしまったか、撤去したっきり、更新していないのだろう。五丁目の方も同じだろう。ホントに秋田県の道路管理はいい加減。
なお、大町五丁目は道路拡張が行われるようなので、その際には新しくなるか、表示自体をやめてしまうだろう。
今度は竿燈大通りに出て、西へ移動。
竿燈大通りには両端を入れて7つの信号機付き交差点がある(西向き車線だけにある中央道路地下道トンネル出口との合流点の信号は除く)。
7つのうち、西端は有名な「山王十字路」、東端は「二丁目橋」(古い秋田市民には「産業会館前」と言った方が通じるかも)、二丁目橋から1つ西寄りは「日銀秋田支店前」とそれぞれ名付けられ、表示がある。だが、残りの連続した4つの交差点には名前がない。
山王大通りから1つ東寄りの交差点から撮影。東側の5つの交差点の信号が写っている
秋田市大町は、城下町の秋田には珍しく、街が碁盤の目状になっている。そして竿燈大通りは、オフィスビルが多くて目立った建物が少なくて画一的。だから長くこのエリアに関わっている僕でも、例えば「通町の“せきや商店”に行くには山王十字路から何番目を曲がるの?」と聞かれても、とっさには説明できない。
通り慣れない人が車を運転していても、ご覧の通りそっくりな交差点が連続する中、車の流れが速く、街路樹があるなど、周辺の目標物を確認するにしても難しいだろう。一部でも信号機に交差点名があれば、分かりやすい。
山王十字路から3つ目の交差点
でも昔、まだ横長の信号機だった頃は、山王十字路の次の次の次の交差点の信号機に「大町西」と表示があった。(四丁目と同じ形式だったと思う)
実は、この交差点よりまだ西側に大町という住所が続いていて、西端は、ちょうど2つ上の写真を撮った、山王十字路の次の交差点付近。だから、「西」の由来は不明だが、「大町西交差点」という名称は、少なくとも付近住民にはそれなりに知名度があると思う。
(「大町東交差点」という名前も聞いたような気もする。場所としては1つ隣、秋田銀行大町支店・繁田園・ローソン前の交差点か?)
現在「大町西」の名称が残るのは、1日1便しか通らないバス停名と、交差点付属の「大町西地下道」という歩行者横断地下道くらい。
バス停と大町西交差点
インターネットの「マピオン」や「googleマップ」では、交差点名が表示されるが、現在、「大町四丁目」「大町西」は表示されず、無名交差点になってしまっている。(五丁目は表示される)
また、由利本荘市本荘地区の「大町角」という交差点も、昔は表示があったのに現在はなく、地図サイト上も無名。地元の人にはかなり浸透した名称のはず。
消えてしまって“幻の交差点”となった「大町四丁目」「大町西」「大町角」。風前の灯火の「大町五丁目」。
秋田県だか秋田県警だかは、交差点名表示をしたくない、しない方針なのだろうか? でも新しい道路の交差点には表示がある。
多くの人が地点名として認識するためには表示が必要だし、「山王十字路から×個目、○○の角」なんて説明するのは大変だし、教えられた方も周囲に気を取られて安全運転に支障をきたしかねない(信号機近くの表示なら視線移動が少なく危険性が減少するのではないか)。また、事故や道路不具合の通報の際も、スムーズにできる。
僕としては、秋田県内ではもっと地点名表示を増やしてほしいと思っているのだが、いかがでしょうか?