タンカン

　昨日、短観（第１３２回全国企業短期経済観測調査）が発表され、全産業で－３を示しましたが、日銀も市場も「ゆるやかな拡大が続く」との見方で一致をみた中、東演の『恋でいっぱいの森』の舞台美術は、初演同様タンカンを使用予定である。
　一方、中国では今年第１四半期（１～３月）のＧＤＰ（国内総生産）が前年同期比で約１１％増との予想を示し好調を堅持した。４年連続の２ケタ成長達成だ。
と、まるで経済紙の受け売りに意味不明な弊団事情が盛り込まれているが、ＤＩ（業況判断指数）とか季節調整値（労働分配率）とかよく解らない僕である。実は、単にタンカンって言葉を絡めたかっただけなのである。

　こちらのタンカンは、いわずもがな、架設足場に使われる単管パイプのこと。クランプ、筋違などと組み合わせて盆踊りの中央に建つ舞台のようなものを造るのダ。初演のデザインは高橋あや子さんでしたが、産休により今回は小池れいさんにバトンタッチ！　東演では『浄瑠璃の庭』に続いての登場となります。

　秋の訪中公演でも同様のセットを用いますが、02年は船で運んで苦労したので。。。別に港での積み降ろしエラかったのではなく、書類手続き等の方で。。。今回は現地調達の予定だ。『恋森』はタンカンなどを借りれば済むし、『臨時病室』もそう複雑なセットではないことが大きい！

　中国といえば、内モンゴル自治区や遼寧省など各地で大量の黄砂が発生し、停電や航空便欠航などの被害が出たとのニュースが飛びこんで来た。地球は丸いから日本への影響も大きく、視程が名古屋と大阪で３キロ程度、沖縄の名護市や久米島では４キロを切ったのだとか。その他、広島と福岡で４キロ、東京は７キロとの発表だが、僕が鈍感なのかイマイチ実感はない。

　もっと実感がないのは、今の景気だが、話がグルグル回ってバターになっちゃうから、このへんで・・・。