麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

恋森稽古場だより②

2007年04月25日 | 東演
 昨日、大月の劇団稽古場から大量な物資(?)が運び込まれた。
                      
 『恋森』初演の衣裳や小道具はもちろん、他の作品で使われた木組みの階段やレプリカのフルーツ、仮面・・・その仮面は、ロシアのベリャコーヴィッチ演出による『ロミオとジュリエット』のものだが、初演は93年、最後のツアーも97年で終わっているから、若手の多い『恋森』の座組だと知らない者も多い・・・あれ?多いどころか、知っているのは豊泉、能登、酒田、小池の4人だけか…
OHHHHHH

 さらには、舞監に同行した光藤・岸並(今回二人はそれぞれ小道具&衣裳のチーフとして裏から作品を支えます)の15年オーバーの劇団員ですら知らない、何かの芝居の何かで使った衣裳など・・・とにかく色々

 繰り返しになりますが「夏の夜の夢」「から騒ぎ」「お気に召すまま」の3つのエピソードが絡まるお話しなので、衣裳や小道具の点数はとにかく膨大!!!

 でも創る側の大変さに比例して、観る側の楽しさが増す・・・と信じて裏も表も頑張っています!
で。その稽古場では・・・
 テーピングによるアクティングエリアも決まって、仮のセットも入り、一週間ほど経ち《新しい恋森の形》が明確になってきました。

 昨日は、1階では「から騒ぎ」の場をみっちゃん先生(渡辺美津子氏)の振付メインで進行。
 要は、演出&共同演出によって芝居のミザンセーヌ(位置)や感情が決まって、どこで誰がどういう気持ちでいるかが固まると、音楽監督や振付or擬闘のプランナーがやって来て、演出に応じた稽古が行われる、という流れ。
 同時に3階では福原さん(共同演出)が「夏の夜の夢」の恋人たちと妖精たちの絡みをチェック・・・。

 いえば通常の2倍3倍の手間をかけて稽古を積みあげて、観客の皆様には2乗3乗楽しんでもらおう!ってことだ。
                           
 体を動かさないで指先だけ動かしている(少なくともこのブログを書く動作としては…)制作が言うのもオコガマシイけど・・・。
                                  
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする