麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『大地のカケラ』顔合わせ☆

2006年08月17日 | 東演
 今日は『大地のカケラ』の稽古初日。
 これからの長い稽古の、単なるその第一日目であるのだが、外部スタッフを含めて、まあオリンピックだの高校野球だのにもつきものの「開会式」みたいなハレの場でもあるのだ。(入場行進はしないけど)
8/7のブログにも書いたが、既に先行稽古ってのを行っていて、早くも家族的な雰囲気の中で、改めて台本を通して読む。

 さすが先行稽古をたっぷりこなした高校の同窓生役の面々が、活き活きと役の人物と交信していて、言葉には出さないがベテラン中堅組を刺激する!

 一通り読んだ短い休憩では、その中の一人が演出席に寄ってきて、
「ここ“○○みたい”ってあるけど、そうなると、関係性が薄いというか、しっかり彼女をみていない感じになるから言い切った方が良いと思うのだけど」
などと早速、遅れを取り戻すかのように食らいついてくる。

 そもそもはせひろいち氏のホンが、どこかとぼけた口調を重ねながら、人の心の闇をえぐってみせるせいか、つまりは読みの最中に、つい笑いがこぼれちゃうわけだが終幕では読みながらドキっとするのだ……(これ以上詳しくはかけません)。
 その作品の個性を倍加するように、河田園子さんが優しく耳障りが良い口調で、その実キツイことを言い放ってたりするわけだ。

 何が言いたいかというと。例として全然合ってないのだが、シンクロの選手が笑顔の水面下で激しく足を掻いているように。。。今回の稽古は不思議な二面性をはらんで、フワフワとでも鋭利な、そんな時間を刻んでいる!!

 と少々興奮ぎみで意味不明な稽古初日レポートでした

9/30(土)~10/9(祝)
        東演パラータにて。

近々劇団公式HPでも詳細をアップ予定です。

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月光の夏06タウンホール終幕

2006年08月16日 | 東演
 残暑お見舞い申し上げます

 14日(月)~15(火)、2日3ステージはあっと言う間に終幕。公演中に熱気溢れるレポートを…と思いましたが力及ばずでした。

 今年はピアニストに仲道祐子さんを迎えました。“心に染みいる感情豊かな”ピアノに、ステージを重ねてきた東演俳優陣のコラボレーションで、また新しい《月光の夏》を皆様に届けられたと思います。

アンケートにも・・・
○演劇の持つ大きな力を感じました。
○多くの人、小学生や中学生にもっと観てもらいたいと思いました。
○気迫のこもった語りに魂を揺さぶられる思いで
 ラストは涙が止まりませんでした。戦争体験を語り継ぐことが
 一層困難になりつつある昨今、是非毎年上演を続けてほしい。
 ・・・などの言葉を沢山いただきました。

もちろん、来年も『月光の夏』は上演する予定です。
今秋も、千葉や熊本などでの巡演が決まっています。
・・・日本中で、この作品を待っていてくれている人々のために。

そして、明日からは本作とは趣の違う
『大地のカケラ』の本稽古の初日です
公演は、1ヶ月ちょっと先・・・
9月30日初日です!
こちらもよろしくお願い致します。

3日もブログを休んでしまったので、
     ほんとに今日は書くだけみたいなのですんません。


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賑やかな稽古場

2006年08月12日 | 東演
 昨日で『大地のカケラ』先行稽古は終了
 今日明日は『朗読劇/月光の夏』の3班合同の通し稽古。

 つまりキャスト9人にピアニストの仲道祐子さん、演出の鈴木完一郎氏に舞台監督古舘裕司氏、音響TAISHIくん、さらに今日は・・・
 10月15日、市川で行われる『月光の夏』の主催団体の代表・勝亦竜大さん、ピアノを担当する江口文絵さんも見学に来られた。
 珍しく賑やかな稽古場に空がびっくりして、ちょうど稽古開始の13時くらいから雷が鳴り始めた・・・。やがて小雨・・・さらに芝居がクライマックスを迎える1時間後には、空も盛り上がって大粒の強い雨を地面に叩きつけた! 嵐を思わせる激しいもので、稽古場に響く“月光第3楽章”と、それは呼応していた。

 それが証拠に、岸並・江上・能登・南保の通しが終わると小雨にかわり、矢野・安田・小高・南保のやはりクライマックスで雨足は強くなり、再びゴロゴロと空が鳴った

 13時からの通しのあと、市川で演じる山田、能登を交え(小高は別班の稽古、古田は演助のため列席せず)、勝亦さん江口さんと顔合わせを兼ねたミーティングを3階稽古場で小一時間。帰る頃は小降りでしたが、後にニュースで山手線が止まったり、千葉は大雨警報だったりと知った・・・大丈夫だったかしら?
                            
 勝亦さんは切れ者で、江口さんはアーティストらしいオーラを出していました。お盆で東京公演に来られない方、秋、市川でも『月光の夏』は観られますヨ

 その、恒例の終戦記念日を含む東京公演は、いよいよ月曜日には小屋入り。
 朝から仕込んで、夜に岸並・江上・能登・南保が登場! 通称A班は、03年2月初演のメンバーを核に、途中古田-江上のトレードがあった、最も古いカルテット。
 翌日は、03年8月デビューの山田・小高・能登に江上とスイッチの古田を加えた通称B班が正午の時報とともに演じる。
 2班とも今年の会場でもある「北沢タウンホール」生まれだ。
 トリを飾るのはC班。15日夜の矢野・安田・小高・南保は、04年8月に復元されたフッペルを使ったスペースゼロで誕生以来3度目の夏になるが、男性陣が能登・奥山→能登・南保→小高・南保と公演ごとにマイナーチェンジを繰り返している最も個性的なチームだ。
  
 役者の宣材写真は東演公式HPの公演情報に、仲道さんを含んだ10人のスナップは“役者ブログ8/10”にアップされてます!


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区別ついてるのかしら?【後編】

2006年08月11日 | 身辺雑記
 昨日の続き。

 最近、TBSとフジがともにバレーボールをプッシュしていて、特番組んだり、駅に大きなポスター貼ったり、ニュースの机のところにもドドンと告知出しっ放しだったりします。
 さて、日本国民はこれをきっちり区別できてるのか少々、いや大いに不安だ。
 最近は弱いところにタレント依存の悪循環で、スポーツよりバラエティみたいな有様で益々株を下げる「昔のお家芸スポーツ」だから関心も低いと思わざるをえない。
 そんなバレーよりもマイナーな演劇が何を言うか、なんだけどサ

 ちなみにフジが力を入れてるのは「ワールドグランプリ」。女子のみの大会で、世界各地での予選ラウンドを勝ち抜いた上位6チームがイタリアでの決勝ラウンドに進むのだ。その予選の東京&岡山ラウンドをフジ系列で放送する。
(男子には同様の「ワールドリーグ」ってのがあるが、これはTBSが、こちらは数字が取れないと踏んで深夜枠で放送するのだとか…)。
 一方、TBSの「世界バレー」は、昔風にいえば「世界選手権」。オリンピック・W杯と並ぶ3大大会のひとつで、かつ最も伝統がある大会。男女とも今年は日本で開催される。
 前者の開催時期は8月-9月。後者は10月末-12月頭。
 
 TBSはその前に「世界バスケ」があるんだから、もーちょっとそちらを前面に出しても……。いよいよ8/19開幕だぞ。

 かくいう東演も、今年創立47年目ながら、努力不足で、よく「東俳」さんとか「東劇」さんと間違われる・・・他人様のことを言ってないで、ガンバらなければならないのだ!!
最近はどーも国内より海外に力入りすぎ(?)な傾向もあるので…。

 海外と言えば、夏休み
 今日、ビックリするニュースも飛びこんできましたが、皆様、くれぐれも気をつけて楽しい思い出を・・・。
 特に計画のない方は、下北沢でお待ちしています。
                               


 
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区別ついてるのかしら?【前編】

2006年08月10日 | 身辺雑記
 今日は、11時から『月光の夏』山田・古田・小高・能登の稽古(1階)。
 午後1時からは3階で『大地のカケラ』姶良と笹村の抜き稽古。
 2時からは1階が入れ替わりで、矢野・安田・小高・南保。ピアニストの仲道さんもいらっしゃる。
 おお、ふと気付けば『朗読劇/月光の夏』はいよいよ4日後に初日ではないか。
制作もラストスパート!
 昨日は国分寺の駅ビルでの朗読会会場に『月光の夏』のチラシを持って行った。
            
 向かう電車の中で僕の灰色の脳細胞は「あれ? 国分寺だっけ国立だっけ?」と悩んでしまう。どちらも中央線沿線で確かに頭の字は同じだが読みは音と訓だし、字数も違うのに…我ながら情けない。
               
 福沢諭吉の福と諭の字そのものに白いイメージがあり、大隈重信の隈と重には黒いイメージがある。あくまで僕には…。で、六大学のユニフォームが早稲田=白、慶応=灰色なので創立者が逆にインプットされてるブレインなのだ。
「逆に覚えている」自覚はあるから、脳から外に出すとき(人との会話だのクイズの答えだの)は面倒だが変換(?)している。。。
 どーも区別が苦手らしい。

 区別がつきにくいといえば、8日に韓国のサッカー蔚山現代の優勝で閉幕した「A3チャンピオンズカップ」と「AFCチャンピオンズリーグ」。
 前者は3がつくだけあって、日中韓の東アジア3チームで争う大会で、後者は“クラブチーム世界一決定戦”=トヨタカップにつながるアジアNo1を決める大会なのだ!

 皆様おなじみの日本代表ではなく、どちらもクラブチーム単位で覇を競う。
 カップにはJリーグ王者のガンバとナビスコ杯優勝のジェフが、リーグにはガンバと天皇杯を制したベルディが出場。 
 閑話休題。

 思ったより早く台風が去って、朗読会は多くの人で埋まった。憲法9条をお国言葉で読むなど平和への思いの強い内容で、大変興味深かったが、別件があり開演直前にホールを辞した。

 移動の途中、バレーボールの派手なポスターを見た。
これがまたややこしい・・・。
  のだが、長くなったので明日に続く 
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演出家登場

2006年08月09日 | 東演

 鈴木完一郎氏が稽古場に顔を出した。
 昨日の1時ちょい前・・・。

『大地のカケラ』は、高校の同窓生たちの稽古。キャストの小池・星野・原野・古田・姶良・笹村に演出助手の福田、そして演出河田園子嬢という面々で雑談を交わしていた。
 下の劇場では本番を一週間後に控えた『月光の夏』のC班(矢野、安田、小高、南保)の稽古だから、その前に陣中見舞に三階に上がって来てくれたのだろうと、誰もが思っていた。

「痩せましたね~」などと皆が声を掛けると、ニコニコしながら中央の椅子に腰掛ける。
 
 その居方は、あきらかに稽古モード。
「完一郎さん、月光は下ですよ」と福田。
「ああ、そうかあ」
「顔触れ違うじゃないですか!」と星野。
「ああ、こっちの稽古か」目の前に置かれた台本を取り上げて苦笑しながら「いつよ?」
「9月30日からです」制作担当(僕)が答える。
「なんだよ、上がってきて損したなあ…」とか言いつつ腰を上げて「しょうがねえ、降りるかあ」と、足下に置いた鞄とお茶を持つ完一郎氏。
 
 『大地のカケラ』のキャッチコピーは
 “リファインドなリドル・ストーリー(上品な謎物語)”

 ちょいとトボけた“一瞬の謎”とも言うべき、大演出家の行動に、けれども良い意味で場が和んで稽古に突入できたのだった。


 と、順調な船出の東演・秋の公演なのだが、
 昨日ちょいと書いた「自然=台風」は
 予想をはるかに上回る猛威を奮って、各地に影響を与えているようだ。
 どうなる? 今日のオシムジャパンのデビュー戦・・・。

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よりそう会

2006年08月08日 | 東演
 自然はすごい。
 ここ数日の酷暑のあとに恵みの雨をもたらす
 土日休めないお父さんがやっと休みをとって今日海水浴に行くのを楽しみにしてたちびっ子もいるだろうし、台風の影響も懸念され、喜んでばかりはいられないのだが…。
さて昨日の予告の通り・・・。
 昨夜はとある劇団の制作者「ソウイチ君」と女優の「ヨリコさん」の結婚を祝う会、その名も「よりそう会」が賑々しく開かれた。
 いろんな劇団の制作者30人ほどに、演劇関係者も加わり狭い店内はパンパンだった。制作の仕事のひとつに、公演の初日乾杯や交流会の仕切りがあって、まぁいわゆる宴会係(?)が身に付いちゃってる面々の集まりだから、盛り上がるな、とゆーのが無理な話。

 で、新郎の「ソウイチ君」は新劇界でも、その大器ぶりが早くから轟いていて。
例えば、こんなエピソードがある!
 これまた制作の仕事のひとつに、作品のプレゼンというのがあって。劇団の近況を交えながら新作の魅力など語るのだが、これは馴れないとなかなか難しい。普通の制作者は、シドロモドロになりながら失敗に失敗を重ねて少しずつ上手くなる。
 普通は。でも大器は、初めての大舞台で、やおらメモを取りだして、しかも棒読みでやってのけた。こー書くと何が大器か解りづらいが、コロンブスの卵とでも言えるこの快挙で、彼は一気にスターダムを駆け上がる(?)ことになる……。
 挙げ句、客演したよその女優をゲット。さすがである。

 とゆーわけで、多くの仲間が集い祝福。
 今は解散したが「若手制作人会議」ってのがあって、そのメンバーが多かったこともあり、会の結婚祝い恒例の“パスタ鍋”も贈呈された。
                
 さて、全国を飛び回り、貧乏暇なしの“制作稼業”。
 次に幸せを掴むのは・・・。
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『大地のカケラ』の第一歩

2006年08月07日 | 東演
 本日から『大地のカケラ』の先行稽古が始まった。
 このあと『月光の夏』もあって、本格的には17日が稽古初日ですが、間隙を縫って今日一度通して読んで、作のはせひろいちさん、演出の河田園子さんから、作品への思いや指針を伺い、まずは一歩を踏み出した。
 はせ☆河田の両氏、東演で初めての仕事となりますが、キャストもまたフレッシュだ!
4月に入団したばかりの笹村香苗が、前作『いちゃりば兄弟』でデビューを果たした伊藤奈緒美に続いて板を踏む。2年目の姶良勇一も東演での初舞台となる。
 公演自体が文化庁の「芸術団体人材育成事業」の一環で“次世代を担う演劇人育成公演”と銘打たれたプログラムで、上記2名のほか星野真広、原野寛之、古田美奈子、江上梨乃が《次世代を担う演劇人》として名を連ねます。

 彼らはまた、作品の中核を為す高校の同窓生とその周辺の人々という大きな役にキャスティングされています。
 明日からは、彼らの前日譚・・・つまり台本にはないシーンを紡いでいくワークショップ的な稽古を積み上げることになりました。
 本作の制作担当としては勿論、劇団の制作者として「東演の未来を担う俳優達」の成長をはかるプログラムとなりそうで、とてもワクワクしている・・・。

 おっと中堅・ベテランも豪華な顔触れなのだが……それはまた別の機会に。
若手といえば、今日「演劇製作者」の、若い面々で、
    仲間の結婚を祝う会がこのあとある。
    詳しくは明日伝えられればと思うが、
    ボチボチその準備をしなくちゃあ
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眼鏡は生きている

2006年08月04日 | 身辺雑記
 やっとこさ、眼鏡を買った。

 さて「眼鏡が嫉妬する」と言ったら、多くの人は耳に手をそえて「はあ?」とオーバーアクションで言外に否定の意を込めて聞き返すだろうか?

 小学校に上がった頃は両目とも1.5あったのが年々視力が下がり眼鏡を着用するっていう日本人によくあるパターンで、僕の場合それは小学校6年で訪れた。辛うじて授業中メガネだったが。
 中学高校も同様で、だから部活も裸眼でやってた。バレーボールってこともあった。中には眼鏡使用のプレイヤーもいたが、レシーブもさることながら、ネット際での攻防が危険だった。特にブロックね。
 で、浪人の頃から顔の一部と化したのだ。……まあ歴史はいいとして。嫉妬の話だ。

 メガネにも流行はある。ぶつけたり踏んだり、痛んで換えるのと別に、飽きて新しいのを欲するってことがある。
 貧乏性の僕には余りなかったが、例えば友達との待ち合わせまで時間が空いた時、ちょいと服を見るように、買う気はないのにふらりとCD屋を覗くように、「眼鏡族」はメガネ屋さんに入ることがあって、ちょっと変わったデザインなど見るとやはり心は揺れる。「お金を貯めて…」とかも思う。
 そういう時に“正妻”がヤキモチを焼くのだ。

 実例を出すと。
 01年『恋でいっぱいの森』(No.116東演パラータ)の公演の受付のために、半透明の緑のセルフレームを購入した。森林を意識して緑色を、って理由だったのだが、直後“正妻”の2ポイントを破損した。で、仕方なく(?)緑を普段も使うことにした。
 友達のパーティーか何か用に、なんちゃてバーバリー模様の眼鏡を洒落で買った直後、当時の正妻をなくした。
 これは一例に過ぎない。おしゃれな人が沢山眼鏡を持っているように、TPOで使い分けようと試みるたびに、その夢は儚く破れる。・・・これを“嫉妬”といわず、偶然と言うのだろうか?

 朝起きたら体の下でひしゃげていたり、目覚めたら友人宅でどうやらその道すがら落としてたとか、要は酒がらみの不注意であることも多いわけだが……。不思議と浮気心がない時は、枕の下で冬眠する蛙みたいに無事だったり、馴染みの居酒屋から「眼鏡忘れてるよ」と電話があったり・・・だからアルコールのせいばかりではないのである。

 そうそう。芝居の小道具も邪険に扱ったり、どうも気に入らないので「改良型」を密かに作成していると、ふと消えたり、完成前に壊れたりする。
 これがまた、単に不注意とはいえない。毎日が生だから、小道具を落とすことも
ある。普通に床に落ちれば機転を効かせて話をつなげられるが、浮気心があった場合、本番中では取り出し不可能な家具の裏とかに落ちたりするのだ。
 モノには心がある!の一席。

 御心配かけましたが、『大地のカケラ』第2稿は、今朝3分の2が届きました。
 

 
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台本を待つ。

2006年08月03日 | 東演
『大地のカケラ』の第二稿が今日の夜に届く予定なので、今それを待ちながら、これを書いている。
 巨匠・井上ひさし氏を例に出すまでもなく、ホンは遅れるものだ。それは小説や漫画もそうだろうし、別ジャンルの、例えば建築の現場での設計図は期日通りいっているのだろうか?
 これはサボるとかじゃなく、努力してどーこーって話でもないから大変だ。産みの苦しみ。勿論こちら側からすれば、逆算して、十分に時間は用意しているつもりだが・・・。

 実は僕の少ない経験の中で、プロットから始まり、第一稿から二稿、三稿とすべて〆切を守って書いた作家が、たった一人だけいる。藤井貴里彦さんだ。
 弊団の第122回公演『浄瑠璃の庭』を書き下ろしてくれたが、全て期日に間に合い、なおかつ作品がハイレベルだった。

 その彼の処女作ともいえる『百円野菜』が現在、シアターグリーン改装一周年記念の短編二本立ての一編として上演されている(7/31-8/6)。

 演出を務めるのが、はせひろいちさん。みやざき演劇祭短編戯曲賞最優秀賞を『百円野菜』が受賞した際の審査委員であり、自らが主宰するジャブジャブサーキットの番外公演で取り上げ、既に一度演出を務めてもいる。
 出演者にはハロプロエッグもいる個性的なキャスティングで、大変興味深い。ちなみに僕は土曜の夜に観劇予定。

 もう一本は『おいていかれようぜ』(作/大正ろまん、演出/大西一郎)で、あわせて「ゆめとうつつとまぼろしと」というタイトルが冠されている。

 で、そんな忙しい中で、はせさんは今日の夜、第二稿をあげると言う。
 申し訳ないが、それを僕は、ただ待つしかない。
 7日から、先行稽古を若手を中心に始めるから、少々お尻に火がついてるとも言えるのだが…。なんだか安心して待てている。

 並行して『朗読劇/月光の夏』のリーフレット作成が終盤を迎えていて…、そうタウンホールでの本番が十日ほどに迫った「月光」は、チケットの処理もあれば、参加している「せたがや平和月間」との連携など少々忙しいのも良いのかもしれない。(ここまで18:35)
リーフレットにはメドがついた。
 そうそう。そーゆーわけで、今日は午後からゆるりと事務所入り。
   フレックス?
   なので、まだいわゆる規定の勤務時間にまだ達していない。
   21時を回った。
おかげさまで、色んな仕事がズンズン進んだ。
が、ボチボチ今日は終わるので・・・
そろそろ帰らなくてはならない。まあ夜は長い。
明日の朝に期待しよう!

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