麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

おかりな

2017年01月03日 | スポーツ
昨日のブログのタイトル
『さだかた』に続くネームシリーズ。

「まり」さんが半ば冗談で
「水田さんとは結婚できないわ、
水たまりになっちゃうもん」
てな名字と名前にまつわる話は
沢山あるわけでだけれども・・・

昨年末の公演に「おかりな」さん
というお客様がいらした。
まだ若かったから、生まれながらに
その姓名なんだろう。
岡姓のご両親は「可愛い」と信じて
あえて命名したと推測される……。



今年の箱根には「軌道」と書いて
「のりみち」という選手がいた。
親御さんが鉄道好きなのか、
職業として従事されているのか。
そして、名字は「三輪」。
発音すれば「みわのりみち」。
けれども文字面だけ見たら
「三輪軌道」!
交通システムとして存在しそうだ。
C=C=(;・_・)

箱根駅伝にはこんな楽しみも
ありますよ、と(^o^)v



さて苦戦が予想された東洋大。
なんたって「大学三大駅伝」の
今季は、出雲九位、全日本六位と
ここ数年三位以下のなかった鉄紺に
衝撃的な結果が続いていた。

だから。往路四位は大健闘p(^^)q

戦前、酒井監督はオーダーに関して
「王道で行くか否か思案中」
とトークバトルで語っていた。
出した答えは大エース服部弾馬を
花の二区で使う「王道」ではなく、
一区で先手を握る「勝負」の起用!

結果は、区間トップながら
ぶっちぎることができず、
作戦失敗と言わざるを得ない(T_T)

しかし、その「気持ち」は
襷に込められて、まずは
三区・口町の激走に繋がった。
今季、故障で出雲と全日本を回避、
前述の低迷の要因のひとつともなった
口町不在。その鬱憤を晴らすような
押す走りは、二区で八位まで下がった
順位を三位に押し上げた。

さらに四区・櫻岡。
服部、口町とともに「東洋三本の矢」
と呼ばれ、本来は牽引すべき男が
出雲では七位、全日本十一位と
本来の走りには程遠い出来だった。
が、やはり箱根には強い。
一年四区四位、二年七区二位と
平塚~小田原の表裏に起用され、
このコースを知り尽くす最上級生は
距離の伸びた新四区を63分52秒で走り、
四位ときっちりまとめてみせた。

往路を制した青学との差は2分40秒。
それにしても。
正直もっと大差をつけられると思った。
ただ「王者」の復路には下田や田村ら
まだまだ駒が残っているからな……。
と、その一方で。

出雲二位、全日本三位と打倒・青学の
一角と目された山梨学院が十六位、
力のある一年生を揃えた東海が十五位。
・・・箱根を走り切るのは
本当に難しく、何が起きるか判らない。

どうなる復路。
ああ、今日も目を離せません。
「一秒を削り出し」三位以上を期す!
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さだかた

2017年01月02日 | スポーツ
さだまさしの信奉者ではあるが、
そのスタイルを真似た「佐田型」
ではなく、タイトルは「定方」だ。
もう少し詳しく記せば、
〈MHPS陸上部の定方俊樹〉。



元日といえばニューイヤー駅伝。
三連覇に挑んだトヨタ自動車は
二区の23位が結果的には響き、
惜しくも2位でテープを切った。
三区の主将・大石港与が区間賞。
一気に3位まで押し上げ、
わが東洋から入社したルーキー
服部勇馬は「花の四区」抜擢に
チーム順位をさらに一つ上げ、
優勝を射程に捉えたかにみえた。

箱根でも活躍した五区・早川翼、
昨年六区区間賞の田中秀幸、
アンカーのエース宮脇千博が
それぞれ区間4位、2位、5位と
決して悪い走りではなかった。

が。

一走の村山紘太が13位、
「外国人区間」の二区を担った
鎧塚哲哉はさらに順位を下げ、
20位にまで落ち込んだ旭化成の
驚異の走りがそれを上回った。

三区・大六野が区間3位の力走で
九つ前に出たことで勢いをつけると、
四~六区の市田孝、村山謙太、
市田宏と双子ランナーズが
三連続区間賞(市田宏は区間新を樹立)
の走りで完全な独走態勢となる。

アンカー佐々木悟も危なげなく、
実に18年ぶりの日本一は、
2位に一分以上差を付けた快勝。
古豪復活と黄金時代到来を思わせる
通算22度目の優勝となった。

宮崎を拠点とする旭化成が、
昨年、熊本大地震に揺れた九州を
元気づけたばかりか、他の九州勢も
トヨタ自動車九州(福岡)が3位、
そしてMHPS(長崎)が4位と
上位を占めたのだった。

その「三菱日立パワーシステムズ」、
旧三菱重工長崎の4位は大殊勲だ。
大砲やスターランナーを持たず、
チームには長崎県内の高校
(川棚、諫早、瓊浦)出身が五人、
長崎生まれで高校は熊本の鎮西が
一人と地元色が強いのも特徴だ。

そんなチームで副将を務めるのが
前述の川棚高から東洋大に進んだ
定方俊樹だ!!
父も鉄紺軍団の一員として
三度箱根路を走っている。
その息子は第89回、そう、
あの柏原が駆けあがった山を
彼の卒業した翌年、三回生で走った。
が。
最上級生の年、東洋大は優勝したが
彼は襷を繋ぐ十人からはこぼれた。

あれから三年。
同期で当時のエース設楽兄弟は不調。
一区・啓太(コニカミノルタ)28位、
四区・悠太(ホンダ)13位、
さらに同じ七区でぶつかった
箱根駅伝90回大会のMVP大津顕杜
(トヨタ自動車九州)の個人8位を
上回る7位の走り!!!

決して派手なランナーではないが
「一秒を削り出す」東洋魂を刻んだ
定方俊樹もお忘れなく。

あ、奇しくもさだと同郷じゃん(^_^;)

さて。
来年のューイヤーはどんな闘いとなるや。
その前に・・・
まもなくの箱根の号砲が鳴る。
トヨタは逃した三連覇を青学は成すか、、、


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「とり」急ぎ2017年の挨拶。主には「さる」2016年のこと

2017年01月01日 | 身辺雑記
新年明けましておめでとうございます。



本年も変わらぬご愛顧を
お願い申し上げたてまつり候。



2017年、某大新聞の元日一面の
見出しは「試される民主主義」とな…。
新年早々ながら、旧年の歯噛みが
鮮明に滲んだ言の葉ですな~



と、ここで。
朝日的には歯噛みだったろう年末の
僕の個人的な風景を少々、、、。

2016年12月29日、下北沢。
とあるスーパーはなかなかの盛況。
正月飾りにお節の類をかごに
てんこ盛りした長い列がレジに。

僕のかごにはスタッフ用の弁当が三つ。
それは寧ろ異彩を放っていた。
時刻は、まだ空が明るい夕刻だった。



てなわけで。
申年最後の、僕が制作でつく公演は
その夜、幕をおろしたのだった。

はるばる栃木から毎日通って
全ステージを観ていただいたお客様や、
期待せずに来たが、今年の五本に入る
と千秋楽の昼のあと夜もご覧いただいた
元新聞記者さんはじめ、
歳末の忙しい中「楽園」へのお運びに
改めて御礼いたします。
m(_ _)m

ついでに。一年全体を振り返れば、
海外公演を含む十八作品に
関わらせていただきました。深謝。

あ、順序がさかさまになったけれど。
前段の芝居はJ-Theater『十二夜』。

栃木とはいえ南の位置でSAも近く
最終日(29日)などは小一時間で
日本の演劇の聖地に辿りついた由。
彼は車椅子。劇場にエレベータはなく、
三日間、慣れない我々の介助で
さぞや恐かったのじゃないかしら。

昼と夜。申し訳なかったけれど、
劇場客席でお待ちもいただいた。
その間、少しお話しもできて……。
そこで聞けたのはバリアフリーのこと。

彼のように積極的に足を運ぶ人は
残念だけれど、少ないと。
仲間に声を掛ける。興味はあるが、
階段の上げ下げにくわえて、
トイレのこと等、躊躇の理由が多い。

大劇場の備えは充分ながら、
観たい作品は、舞台との距離も近く
演技は多少拙いけれど、熱量の高い
小さな小屋の若いカンパニー。

バラシを終えた静かな空間で
劇場さんともその話を少しく。
実は人手が足りずに劇場スタッフにも
お手伝い願ったのだった。

当然、そんな声は他にも届いていて、
対応したいけれど、、、劇場にも
様々な事情があるわけである。

ま、個々の力で解決できる件ではなく、
また昨今、演劇界ではこの問題を
重要視している傾向なのでもある。
力を集結して挑みたい課題だ。

取り急ぎ、新年の挨拶かたがた。

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