昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごしたが 当時 聞いたり、使ったりしていた言葉(方言)も ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民でない家族の中で育ったこともあり 方言も完全に染み付いていなかったということだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に そんな言葉(方言)をブログに書き留めることにしている。
先日 相互フォロワー登録しているたなのぶ様のブログ拝見していて 子供の頃、ニワトリ(鶏)を飼っていたことを思い出し、さらに ニワトリ(鶏)のことを 「とっとこ」と 呼んでいたことを思い出した。
No.51 「とっとこ」
当時 大人も子供の ニワトリ(鶏)のことを 「とっとこ」と呼んでいたように思う。
例えば
「モタモタシトランデ、ハヨ トットコニ エサ ヤッテコイヤ」
(グズグズしていないで 早く ニワトリに 餌をやってきなさい)
「オラウチノトットコ キンノウ イタチニ ヤラレテシモタゼネ」
(我が家のニワトリ、昨日 鼬に盗られてしまいましたよ)
「とっとこ」=「ニワトリ(鶏)」
今更になって ネットで調べてみると
「ニワトリ(鶏)」は キジ科、ヤケイ属、
「庭で飼う鳥」という意味から 名づけられたという。
漢字では 一般に「鶏」だが 「家鶏」を充てることもあるようだ。
代表的な鳥であるため 単に「とり」と呼ぶと
「ニワトリ」を指すこともあるという。
また、オス(雄)のニワトリは 「おんどり(雄鶏)」、
メス(雌)のニワトリは 「めんどり(雌鶏)」と 呼ばれる。
(ネットから拝借)