毎年のこと、”真夏の太陽ギラギラ”が 目にチラツキ始める頃になると、ひと昔前の音楽、エレキ・サウンドやハワイアンが なんとなく思い浮かんでくる類である。
1960年代(昭和30年代後半~40年代半ば頃)だったろうか、強烈なサウンドに若者が熱狂した大エレキブームが有った。その火付け役は 当時 度々来日したザ・ベンチャーズ(The Ventures)だったと思っているが、実際にその公演を見たわけでもなく、レコードを買ったわけでも無し、専らラジオ等から流れてくるのを ただ聴いていただけだったにも拘らず、彼らのヒット曲の多くが脳裏に焼き付いている。
「急がま廻れ(ウオーク・ドント・ラン)」、「ダイアモンド・ヘッド」、「10番街の殺人」、「パイプライン」、「ワイプアウト」、「朝日のあたる家」、「キャラバン」等々・・・。
そのベンチャーズは 「アメリカ人がこんな日本的な曲を書けるのか」と 当時の日本の音楽家を唸らせた、渚ゆう子の「京都慕情」や「京都の恋」、和泉雅子・山内賢の「二人の銀座」、奥村チヨの「北国の青い空」、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」等々、日本人歌手のために作曲した曲も多く、それらは 「ベンチャーズ歌謡」等とも 呼ばれていたようだ。
久し振りに ベンチャーズを聴きたい気分になり YouTubeから共有させていただいた。
1965年(昭和40年)にリリースされたという「ダイアモンド・ヘッド(Diamond Head)」。全米ビルボード・チャートでは、最高順位は70位だったようだが 日本では おそらく ベンチャーズの曲の中で最も人気が高かった曲ではないかと思っている曲である。
「ダイアモンド・ヘッド(Diamond Head)」・ザ・ベンチャーズ(The Ventures)(YouTubeから共有)
テケテケテケテケテケテケ・・・・♪
「京都の恋」・渚ゆう子、ザ・ベンチャーズ (YouTubeから共有)