たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「ダイアモンド・ヘッド(Diamond Head)」

2020年05月15日 11時45分09秒 | 懐かしいあの曲

毎年のこと、”真夏の太陽ギラギラ”が 目にチラツキ始める頃になると、ひと昔前の音楽、エレキ・サウンドやハワイアンが なんとなく思い浮かんでくる類である。
1960年代(昭和30年代後半~40年代半ば頃)だったろうか、強烈なサウンドに若者が熱狂した大エレキブームが有った。その火付け役は 当時 度々来日したザ・ベンチャーズ(The Ventures)だったと思っているが、実際にその公演を見たわけでもなく、レコードを買ったわけでも無し、専らラジオ等から流れてくるのを ただ聴いていただけだったにも拘らず、彼らのヒット曲の多くが脳裏に焼き付いている。
「急がま廻れ(ウオーク・ドント・ラン)」、「ダイアモンド・ヘッド」、「10番街の殺人」、「パイプライン」、「ワイプアウト」、「朝日のあたる家」、「キャラバン」等々・・・。
そのベンチャーズは 「アメリカ人がこんな日本的な曲を書けるのか」と 当時の日本の音楽家を唸らせた、渚ゆう子の「京都慕情」や「京都の恋」、和泉雅子・山内賢の「二人の銀座」、奥村チヨの「北国の青い空」、欧陽菲菲の「雨の御堂筋」等々、日本人歌手のために作曲した曲も多く、それらは 「ベンチャーズ歌謡」等とも 呼ばれていたようだ。
久し振りに ベンチャーズを聴きたい気分になり YouTubeから共有させていただいた。
1965年(昭和40年)にリリースされたという「ダイアモンド・ヘッド(Diamond Head)」。全米ビルボード・チャートでは、最高順位は70位だったようだが 日本では おそらく ベンチャーズの曲の中で最も人気が高かった曲ではないかと思っている曲である。

「ダイアモンド・ヘッド(Diamond Head)」・ザ・ベンチャーズ(The Ventures)(YouTubeから共有)

テケテケテケテケテケテケ・・・・♪

「京都の恋」・渚ゆう子、ザ・ベンチャーズ (YouTubeから共有)

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風薫る季節

2020年05月15日 08時37分16秒 | つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ

このところ連日 25度を超える夏日になっているが 
一方で やや強い風が吹き、体感的には、爽やかな季節を迎えている。
周辺の山並みの緑もいよいよ深まり、葉裏がキラキラ賑やかに映る。
梅雨入り前の絶好のアウトドアシーズンではあるが、
今年に限っては この週末だって浮かれるわけにはいかない。
東京都心から電車で1時間程度、ミシュランガイド三ツ星、超人気の山、 
毎年この季節、人で溢れる新緑の高尾山も、
今年は 「来ないで 下さい!」・・・。
静まりかえっているに違いない。

この時期 時候の挨拶等で 「風薫る5月」という言葉がよく使われる。
今更になってネットで調べてみると
「風薫る(かぜかおる)」は 唐の時代の漢詩の中の「薫風(くんぷう)」が 和語化された言葉なのだそうだ。
俳句では 「夏」の季語となるが 初夏の若葉や青葉の頃の穏やかな風のことをいう。

唐の文宗皇帝が作った 上の句(起)(承)に 詩人の柳公権が 下の句(転)(結)を付け加えたとされる漢詩、
(起)人皆苦炎熱(ひとはみなえんねつにくるしめども)
(承)我愛夏日長(われはかじつのながきをあいす)
(転)薫風自南来(くんぷうみなみよりきたりて)
(結)殿閣生微涼(でんかくはびりょうをしょうず)

時代が変わって 詩人の蘇東破から 皇帝は庶民への思いやりに欠けていると批判された漢詩だったが 大慧禅師により禅語となったという。
禅語として、この季節、茶道教室等で 「薫風自南来」の掛け軸が 掲げられることが多いのだそうだ。

 

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