たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「涙のワルツ(I Went To Tour Wedding)」

2022年11月04日 20時37分35秒 | 懐かしいあの曲

数年前からのこと、子供の頃や若い頃に聴いていた曲を、出来る限り思い出して、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留め置くことにしているが、そろそろ、それも限界に近付いた感有りだ。
「もっと有るはず、思い出せ!、思い出せ!」、老脳にハッパを掛けても、なかなか出てこなくなっている。
メロディーが思い浮かんでも、曲名が思い浮かばなかったり、その逆だったり、歌手や演奏者を思い出せなかったりである。
「ラララー、ラララー、ラララー、ラララー ♫」、
1年も、2年も前から、なんとなくメロディーの一部が思い浮かんでいながら、曲名が出てこない曲が何曲も有る。
それでも、何かのきっかけで、それが分かることも有り、すぐさま、YouTubeで探し、
「おー!、この曲だ!」、
やっとたどり着いた瞬間は、

カチカチで、なかなか出なかったものが、やっと出たような、すっきり気分になり、
何回も、何回も、聴いて、破顔してしまっている爺さんである。


今日、ふとしたことから、「涙のワルツ」が、分かった。
また、思い出せなくなる前に、書き留め置くことにする。

今更になって、ネット等で調べてみると
邦題「涙のワルツ」は、原題「I Went To Your Wedding」、直訳すれば、「私は、あなたの結婚式に行った」ということになる、1952年(昭和27年)に、ジェシー・メエ・ロビンソンが作詞、作曲したワルツ調バラードだった。
同年に、パティ・ペイジ(Patti Page)が歌い、大ヒット、その翌年には、日本でも、ペギー・葉山が、日本語訳詞で歌っていたのだそうだ。
小学生高学年から中学生だった頃の曲であり、当然リアルタイムでは聞いていた分けではなかったが、その後の受験勉強中等に、なんとなく聞いていたラジオの深夜放送等でよく流れていたような気がする。もちろん、曲名も、歌詞も、歌意も、歌手名も、知らず分からずだったが、哀調を帯びたメロディーだけが脳裏に焼き付いたというものだった。

「涙のワルツ(I Went To Your Wedding)」
作詞・作曲 ジェシー・メエ・ロビンソン、
訳詩・作詞 音羽たかし

胸に秘めし 君嫁ぐ日
心の灯も  消えて淋し
あふれ来るは 熱き涙よ
鐘は鳴り 君は今 永遠に去りゆく
心にぞ ささやきぬ 君よさらばと
父も母もほほを濡らし 我も泣きぬ
いとし君と 別れゆく日に

Your mother was cryin'
Your father was cryin'
And I was cryin' too
The tear drops were falling
Because we were losing you

パティ・ペイジの「涙のワルツ」 (YouTubeから共有)


ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)

2022年11月04日 16時54分32秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

これまで、散歩・ウオーキングの途中や山歩き、畑地や我が家の猫額庭等で、やたら、コンデジで、カシャ、カシャ撮ってきた花の写真が、外付けHDに大量に溜まっており、時々、その気になって、不要、無用写真を大胆に削除しながら、散歩、旅行、山行・・・等のファイルに仕訳分類整理をしているところだが、懐かしい写真を見掛けると手が止まってしまったりもする。そんな古い花の写真の中から目に止まった花の写真を引っ張り出して、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に、書き留め置くことにしている。草花に詳しい人からは、「なーんだ、そんな花も知らなかったの?」と笑われそうだが、爺さんにとっては、新情報、新知識、後日、また忘れてしまった時等に、確認したりするのに役に立つ存在になっている。


先日、散歩・ウオーキングの途中で見掛けた花の一つに「ヒメツルソバ」が有った。多分、これまでも、あっちこっちで見掛けている花のような気がするが、草花に疎い爺さん、雑草の類としか見ていなかったようで、花名同定出来たのは、今回、初めてのこと。
一度や二度、教えてもらっても、自分で調べても、そのそばから忘れてしまう老脳、また思い出せなくなる前に、書き留め置くことにする。

先日、2022年10月29日、散歩・ウオーキングの途中、
近所のお宅の広い庭先一面に蔓延って咲いていた「ヒメツルソバ」


ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)

タデ科、タデ属、多年草、
   別名「ポリゴナム」
   和名「姫蔓蕎麦」は、横に「蔓」を伸ばし、花、葉共、「蕎麦」に似ていて、
   花が可愛らしいことから、「小さい」を意味する「姫」が付けられたもの。
原産地 ヒマラヤ、
    日本には、明治時代に、ロックガーデン用として導入された植物だが、
    頑健で繁殖力旺盛で、野生化した植物。
草丈 5cm~10cm(這うように成長する、ツルの長さ50cm程)
   葉には、暗紫色のV字模様が入り、秋になると紅葉する。 
花色は ピンク色、白色、
    コンペイトウ(金平糖)のような丸い可愛らしい花を咲かせる。
開花期 4月頃~11月頃
    初夏から晩秋まで、長期間開花する。
花言葉 「気が利く」、「愛らしい」、「思いがけない出会い」


 


宮部みゆき著 「日暮らし」(上)(下)

2022年11月04日 12時04分45秒 | 読書記

図書館から借りていた、宮部みゆき著新装版「日暮らし」(上)(下)(講談社)を読み終えた。本書は、前作「ぼんくら」の続編、「ぼんくらシリーズ」の第2作目の作品になる。
先日、何の気無しに借りてきて読んだ「ぼんくら」に、続編があることを知り、借りたものだが、やはり引き込まれてしまい、一気に読破してしまった。
前作「ぼんくら」では、鉄瓶長屋を舞台に、数々の事件やゴタゴタが発生したが、謎や火種は残されたままだった。本書は、その1年後からの話という筋立てになっている。
本書も、「ぼんくら」同様、連作短編形式で構成されているが、「おまんま」「嫌いの虫」「子盗り鬼」「なけなし三昧」が序章で、「日暮らし」が本章、「鬼は外、福は内」が終章という感じの長編ミステリー時代小説とも言える気がする。
主人公の、馬面でさばけた本庄深川方臨時町廻り同心井筒平四郎、超美形で聡明、驚異的な推理力洞察力を持つ13歳の弓之助を中心に、その謎解きをしていく物語である。

              

▢目次
 「おまんま」「嫌いの虫」「子盗り鬼」「なけなし三昧」「日暮らし」
 「鬼は外、福は内」、(解説)
▢主な登場人物
 井筒平四郎、妻女、小平次、
 弓之助、おとよ
 お徳、彦一、花一、おみね、おさん、おもん、
 幸兵衛、おえん、お秋、喜一、
 佐吉、お恵、
 湊屋総右衛門、宗一郎、久兵衛、おふじ、みすず、
 葵、お六、孫八、おはつ、
 政五郎、お紺、三太郎(おでこ)、
 佐伯錠之助、八助、杢太郎、
 晴香先生(お春)

表題の「日暮らし」だが、本書のキーワードになっている。「おまんま」では、思い悩んでいたおでこ(三太郎)が手習いで書いた文字が「ひぐらし」だった。各篇にも、「ヒグラシ」「ひぐらし」「その日暮らし」が、登場している。
登場人物の多くの底辺には、親兄弟妻子との離別の苦しみ、恨み憎む者に対する苦しみ、求めるものが得られない苦しみが有り、事件、ゴタゴタが起こるが、宮部みゆき描く、個性豊かなキャラクターの主人公達が、絡み合いながら、温かい人情を醸し出しながら、真相を究明し、謎を解いていく物語である。ユーモラスな会話や描写が、随所に散りばめられており、飽きさせない。
「一日一日、積み上げるように。てめいで進んでいかないと、おまんまいただいてさ。みんなそうやって日暮らしだ」
本書のメインは、やはりで、佐吉が、葵殺しの下手人として捕らえられたことから始まる「日暮らし」で、(一)から(十八)からなる長編。事件は、湊屋総右衛門によって、もみ消されてしまうが、佐吉の無実を信じる平四郎、弓之助、政五郎、三太郎が、その闇に挑戦する。「本当の下手人は誰なのだ?」、弓之助は、平四郎に、「叔父上、ここはひとつ白紙に戻してみてはいかがでしょう」と言う。「人」ではなく「事」?、「通りモノ」?、・・・、15年前の事件から・・・、「葵殺しの下手人は、◯◯に、間違いありません」・・。弓之助の推理で、過去の目くらましが晴れていく。
「日暮らし」は、前作「ぼんくら」を読んでいないと、ストーリーが見えてこないと思う。
「鬼は外、福は内」では、お六と彦一が出会うという場面もあり、物語がどんな展開になっていくのだろうか、楽しみになる。
続編に、「おまえさん」が有るようで、近日中にまた借りてこようと思っているところだ。

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