図書館から借りていた、藤沢周平著、「潮田伝五郎置文(うしおだでんごろうおきぶみ)」(東京文藝社)を読み終えた。本書には、表題の「潮田伝五郎置文」の他に、「鱗雲(うろこぐも)」「拐し(かどわかし)」「裏切り」「暗い鏡」「泣かない女」「山桜」「二天の窟(にてんのあなぐら)」「帰ってきた女」の、短編9篇が収録されている。
読み終わってからのこと、各篇とも、なんとなく読んだことが有るような気がしてきて、「ブログ内検索」してみたら、なんと、9篇とも、以前に読んだことのある、他の藤沢周平の短編時代小説集に収録されていたことが分かった。
うっかり、よく確かめもせず借りてきてしまったもので、「なんだかなー・・・」であるが、記憶力無しの爺さん、題名も、筋書きも、登場人物も、ほとんど忘れてしまっており、初めて読むようなもの、再読してしまったのだった。

「潮田伝五郎置文」
▢主な登場人物・潮田伝五郎、伊沢勝弥、七重、希世、沙戸、菱川庫之助、浅沼宮内、
▢振り返り記事 ⇨ 藤沢周平著 「雪明かり」
「鱗雲」
▢主な登場人物・小関新三郎、雪江、理久、屋代利穂、保坂権之助、保坂年弥、
▢振り返り記事 ⇨ 藤沢周平著 「時雨のあと」
「拐し」
▢主な登場人物・辰平、お高、又次郎、勝蔵
▢振り返り記事 ⇨ 藤沢周平著 「神隠し」
「裏切り」
▢主な登場人物・幸吉、おつや、長次郎、千蔵、
▢振り返り記事 ⇨ 藤沢周平著 「夜の橋」
「暗い鏡」
▢主な登場人物・政五郎、おはま、おきみ、弥吉、おしん、亀次郎、伊勢次、
▢振り返り記事 ⇨ 藤沢周平著 「夜の橋」
「泣かない女」
▢主な登場人物・道蔵、お才、お柳、藤吉、忠助、
▢振り返り記事 ⇨ 藤沢周平著 「驟り雨」
「山桜」
▢主な登場人物・野江、磯村庄左衛門、手塚弥一郎、
▢振り返り記事 ⇨ 藤沢周平著 「時雨みち」
「二天の窟」
▢主な登場人物・武蔵、鉢屋助九郎、寺尾求馬助、寺尾孫之丞、
▢振り返り記事 ⇨ 藤沢周平著 「二天の窟(宮本武蔵)」
「帰って来た女」
▢主な登場人物・藤次郎、おなみ、庄太、おきぬ、今日屋善兵衛、長吉、鶴助、音吉、
▢振り返り記事 ⇨ 藤沢周平著 「龍を見た男」