たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

映画「マイ・フェア・レディ」と「時間通りに教会へ」

2023年02月26日 19時58分44秒 | 懐かしいあの曲

先日、古いレコードで、オードリー・ヘプバーン主演映画「昼下がりの情事」の主題曲、「魅惑のワルツ(Fascination)」を聴いていて、数々のオードリー・ヘプバーン出演の映画が思い出されてきた。その一つに、「マイ・フェア・レディ」が有る。

(ネットから拝借画像)


今更になってネットで調べてみると、
映画「マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)」は、ジョージ・キューカー監督、オードリー・ヘプバーン、レックス・ハリソン等主演で、1964年(昭和39年)に公開された、アメリカのミュージカル映画。
「マイ・フェア・レディ」は、元々、1913年(大正2年)に、ジョージ・バーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」を原作としたミュージカルで、1956年(昭和31年)にブロードウエイで公演されて大成功し、映画化されたというものだった。
この映画も、公開当時にリアルタイムで観たはずはなく、後年になって、リバイバル映画館で観たか、テレビの映画番組等で観たか・・・だと思うが、何回か観ている。なんと言っても、ミュージカル映画であり、映画の中のいろいろなシーンで使われていた数多の楽曲は、魅力的、印象的で、脳裏に焼きついている。いずれも、聴けば懐かしい楽曲ばかりではあるが、映画「マイ・フェア・レディ」・・と聞けば、さっと思い浮かんでくる曲のいくつかを、YouTubeから共有させていただき、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に、書き留め置くことにした。

さっと思い浮かんでくる曲、4曲目は、「時間通りに教会へ(Get Me To The Church On Time)」。


その4 「時間通りに教会へ(Get Me To The Church On Time)」

イライザ・ドゥーリトルの父親、アルフレット・ドゥーリトルは、アメリカの投資家の遺産相続人になり、4000ポンドの年金を受け取る身分となり、愛人と結婚式を挙げることになる。ビシッとモーニングを着込んだアルフレッドが歌う賑やかな楽曲。

映画「マイ・フェア・レディ」・「時間通りに教会へ」 (YouTubeから共有)

(つづく)

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藤沢周平著 「闇の傀儡師」

2023年02月26日 17時37分27秒 | 読書記

図書館から借りていた、藤沢周平著「闇の傀儡師(やみのかいらいし)」(上)(下)、(文春文庫)を、読み終えた。本書は、週間文春の昭和53年8月17号から昭和54年8月16日号までに連載された長編時代伝奇小説である。

              

▢目次
  「八嶽党(はちがくとう)」「追跡」「老剣客」「忍びよる影」「春の雷鳴」「暗い雲」
  「辻斬り」「世子評定」「風力・雷刀」「往きて還らず」
 あとがき 藤沢周平
 解説 清原康正 

▢主な登場人物
 鶴見源次郎、織江、都留、鶴見由之助、
 細田民之丞、
 塚本喜惣、興津新五左衛門、
 赤石道玄(赤石藤七郎)、奈美、
 伊能甚内、八木典膳、お芳、
 松平右近将監武元、
 松平上総介定信、白井半兵衛、
 田沼主殿頭意次、
 一橋民部卿、
 佐五(松崎佐五郎)、杉江作蔵、鹿間弥六、布施重助、

▢あらすじ
10代将軍徳川家治の治世、幕府に積年の怨みを抱く謎の秘密結社八嶽党一味の暗躍に対して、元御家人の主人公鶴見源次郎が探索に乗り出し、次期将軍の座をめぐる徳川家の争い、権力抗争、陰謀の渦中に巻き込まれ、公儀隠密を交えた壮絶な死闘を緊迫感に包まれながら展開していく。

主人公の鶴見源次郎は、無眼流の剣の達人だが、妻織江と離別し御家人の身分を捨て、長屋住いをしていたが、ある日、斬り合いの場面に遭遇し、瀕死の公儀隠密に密書を託されるところから物語が始まっている。その紙片には、「八は田に会す、用心」とあり、老中主席松平右近将監宛のものだった。「八」は、徳川将軍家が代がわりする度に、暗躍してきた正体不明の徒党八嶽党のこと。
源次郎は、否が応にも、「八嶽党」をめぐる陰謀に巻き込まれていき、幕府の隠密とともに追跡、死闘の日々をおくることになる。そこには、次期将軍世子を巡る複雑怪奇な陰謀策略暗躍が有り、随所に、藤沢周平ならではの、容赦ない、息を飲む、壮絶な死闘、決闘の描写が有り、一方では、自害した妻の妹津留との物語にもなっている気がする。さらには、最初敵対していた八嶽党に対する源次郎の認識が次第に変化していき、滅びゆくものへの憐憫の情が生まれたり、老剣士の宿命の対決、等々が描かれ、様々な要素が織り込まれて融合した、読み応えのある作品だと思う。
「暗い庭で誰かが笑っていた。・・・・・そしてふたたび、こらえかねたようにひとり笑いがひびいた」
真の傀儡師、黒幕とは誰なのか?。作者は、最後の最後まで、「あのお方」で通して、名を明かさないが、読者には判る。「万事うまくいった・・・」と笑う人物とは?

▢あとがき 藤沢周平、
(一部抜粋、引用)
私にはいまも濫読の癖が残っているが、最初の濫読時代というものを挙げるとすれば、それは小学校の五、六年のころだったろうと思う。それは昭和十年代前半のことで、そろそろ戦争の匂いがして来たころだったが、その匂いはまださほど強くなく、私が住む村は、朝夕静かなたたずまいを見せる農村だった。そのころはテレビなどというものはむろんなく、ラジオのある家さえめずらしかった。また映画といえば、お盆と正月の年二回、小学校にまわって来る無料映画を見るだかだった。歩いて三十分ぐらいのところに鶴岡の町があり、そこに行けば映画館があることを知っていたはずだが、村の子供は、町に映画を見に行く才覚もお金も持ち合わせていなかった。(中略)。
そういう時代だから、いわゆる子供の遊び、矢投げという戦争ごっことか、水泳とか、メンコ(ペッチといった。私は一時、タンスの小引出しが一杯になるほど、戦利品のペッチをためたことがある)とかをのぞけば、あとの楽しみは本を読むぐらいだった。(中略)。
その頃の親たちは、すぐに遊びに走り出る子供をつかまえて、仕事を手伝わせることに躍起となっていたが、勉強しろとは言わなかった。私も家に帰ってから学校の勉強をしたことはない。要するに朝から晩まで遊んでいたのだが、その遊びの中で、本を読む時間の占める比重がどんどんふえて行った。(中略)。
譚海という、ちょっと小型の雑誌で読んだ時代小説が、どういう筋でどんな題名だったかはもう思い出すことが出来ない。たとえばそのひとつが、神道無念流戸ヶ崎熊太郎の門人が主人公だったことと、その小説は無類におもしろかったことをおぼえているだけである。(中略)。
その遠い記憶が、この「闇の傀儡師」にもつながっている。(後略)。昭和五十五年五月
 

クンシラン(君子蘭)(再)

2023年02月26日 10時43分16秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

関東西部山沿いの当地、冬季の最低気温は、平地と比べて大抵1℃~3℃低く、ー5℃以下になることも多く、気象条件によっては降雪積雪も有る土地柄なので、毎年、ベランダや庭先に並べている鉢植え植物で耐寒性の弱い植物等は、年末から3月頃まで、室内に運び入れている。狭い部屋がより狭くなっており、1日でも早く屋外に出したいものだが、まだまだ、油断出来ない季節、もうしばらくは、室内に留めるしかない。
株分けされて何鉢にもなっているクンシラン(君子蘭)もその一つで、今年も開花し始めている。これまで毎年のように撮ってきた写真を何枚か引っ張り出して、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に、書き留め置くことにする。

実は、このクンシラン(君子蘭)、もう40数年前に、妻が勤務先の近くの花屋で、500円で買ってきたもののようで、これまで何回も何回も、株分けして、友人知人にも上げてきたもののようだが、未だに健在、感心する植物なのだ。


クンシラン(君子蘭)

ヒガンバナ科、クンシラン属(クリビア属)、多年草、
   別名 「クリビア・ノビリス」、「クリビア・ミニアタ」
      「ウラザキクンシラン」、

   花名に、「ラン」とついているが「ラン科」ではない。
   明治時代に 「クリビア・ノビリス」という種が渡来したが 
   「ノビリス=高貴」に因んで、「君子蘭」と名付けられたという。
   肉厚でつやの有る葉とオレンジ色の花を楽しむ植物、
原産地 南アフリカ・ナタール地方(平原)、
草丈 30cm~50cm
花色 オレンジ色、黄色、白色、緑色、
開花時期 2月頃~5月頃
花言葉 「高貴」、「誠実」、「情け深い」、


 

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クンシラン(君子蘭)、咲き出したよー、

2023年02月26日 09時36分41秒 | 暮らしの記録

「クンシラン(君子蘭)、咲き出したよー」、
昨日、妻から声が掛かった。
毎年、年末から春先に掛けては、寒さに弱い鉢植え植物を、ベランダや猫額庭から室内に運び込んでいるが、妻が、株分して何鉢にもなっているクンシラン(君子蘭)もその一つ。
「ブログ内検索」してみると、昨年は、2月初旬から咲き始めていたようだが、今年は、2月下旬の今頃になって、やっと・・・。
当地、まだまだ、最低気温が5℃以下になる日も有り、ベランダや庭に運び出せないが、三寒四温、春隣(はるとなり)を感じさせてくれる植物である。
狭い部屋を狭くしている鉢植え植物を、早くベランダや庭に運び出して、開放感を味わいたい季節になってきた。