今更になってネットで調べてみると 映画「慕情(Love Is a Many-Splendored Thing)」は、ヘンリー・キング監督、ジェニファー・ジョーンズ、ウイリアム・ホールデン主演で製作され、1955年(昭和30年)に、公開されたアメリカ映画だった。当然、公開当時に映画館で観たはずは無く、後年になってから、リバイバル映画館で観たのか、テレビの映画番組等で観たのかは記憶曖昧ながら、2~3回は観ているような気がしている。映画の内容もさることながら、やはり、強烈に脳裏に焼きついているのは主題曲「慕情(Love Is a Many-Splendored Thing)」だ。未だに、時々、レコードやCDで、聴いている爺さんである。
映画音楽(スクリーンミュージック)史上屈指の名作と言われる、ポール・フランシス・ウェブスター作詞、サミー・フェイン作曲の主題曲「慕情(Love Is a Many-Splendored Thing)」は、第28回アカデミー賞歌曲賞を受賞、後に、マット・モンロー、アンディ・ウイリアムス、ナット・キング・コール、コニー・フランシス、エンゲルベルト・フンパーディング、フランク・シナトラ等、数多の歌手にカバーされ、日本では雪村いずみ等が歌っている。朗朗としてスケール感のある同曲は、作曲者のサミー・フェインが、ジャコモ・プッチーニの歌劇「蝶々夫人」のアリア「ある晴れた日に」をイメージして作曲したと言われているようだ。