健康診断等を受け、その結果、「要精密検査」と診断される部位が有って、これまで何回か かかりつけの医師から「紹介状」を書いてもらい さらに最寄りの◯◯大学病院等で 検査を受けたことが有った。また 過去に受診したことが有っても 空白期間が有る場合(例えば 最終受診日から3ケ月以上経過している場合)も、「紹介状」を持参しないと 「初診時選定医療費」として5,500円(税込)を負担しなければならなくなるため やはり 「紹介状」を書いてもらうことになる。
およそ10年前に、◯◯大学病院に入院、手術した部位が有るが、最近また症状が出始めたため、今回また同じ◯◯大学病院で検査、診察を受けることになり、先日 かかりつけ医から「紹介状」を書いてもらった。これまで あまり気にしたことが無かったが 今回、ふっと「紹介状」同封の封筒の宛名書きが ふっと目に止まった。
「◯◯先生御侍史」
「先生」は 分かる。
「御侍史」・・・、何それ?、
一般的な手紙の宛名書きの敬称には、◯◯様、◯◯殿、業務上では ◯◯御中・・等々が有ると思うが、医療業界で 「紹介状」等の宛名書きでは 当り前なのだという。
読み方は 「おんじし」
「私ごときが 先生に(相手方)に直接手紙を書く等ということは滅相もないこと(恐れ多いこと)なので 先生の秘書・執事(御侍史)宛に ものを申し上げます」という意味合いをもった尊称。今時、秘書・執事を通じて 手紙を取り扱うような医師等 滅多にいない分けで 実際は 平気で 直接相手方医師宛に書いている「紹介状」である。
医師の中でも、違和感をもちながらも使っておられる方も多いようだが 長年の慣習は なかなか直らないということのようだ。
ある意味では プロの医師同志、「私が対処出来ない患者さんをどうぞよろしくお願いします」という謙譲の念、尊敬の念が込められている尊称とも言える。
どんな分野にも 長年行われてきた慣習があり 「それって どうなの?」と思えること多しだが、なかなか機械的に切り替えることが出来ないこと、結構有るような気がする。
特に敬称、尊称の多い日本人、「謙譲は美徳の一つ」と考え勝ちで、「とりあえず控え目に振る舞っておこう」、「機嫌を損ねないように・・」等と やたら敬語をつかってしまうケースも見受けられる。円滑なコミュケーションをはかる上では 必要なのかも知れないが・・・。
使い分け、ニュアンスの違い・・、外国人には 難しいのではないかと思ってしまう。
ネットから拝借無料イラスト
御侍史と書かれており意味はもちろんのこと 読み方も分からず
医師の世界は難しい言い方をするもんやね 素直に
〇〇先生・〇〇病院御中と書けばいいのに と思ったことでした。
でも思ってもそのままでしたが さすがたけさまです。
ちゃんと不明点はその場で知識にされる この姿勢がいいですね。
私の場合は書いてくれた先生が とても悪筆で金釘文字で
御侍史と書いてあったので笑いました。
たけさまの先生はとても字が上手です。
悪筆、金釘文字・・・以前 カルテ等を覗き込むことも有りましたが クチャクチャ、全く読めない字の医師、結構多かったように思います。達筆の先生には 失礼ですが、おおかた・・・。
コメントいただき有難うございます。
流石に読めませんでした。
今の先生は、カルテもドイツ語では無いとか。
時代とともに変わるもの変わらないものが、あるんですね。
拙句
紅葉色に変わる前にはおとづれて
医学医療の世界もどんどん進んでいますが 古い慣習というものは なかなか破られないところが有るようですね。
「紅葉色に変わる前にはおとづれて」・・、さらりと詠めるjikan314さん、うらやまし限りです。コメントいただき有難うございます。