たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

古い写真から蘇る思い出の山旅・その26(1)

2022年10月02日 13時17分56秒 | 山歩記

長男、次男がまだ保育園、小学生だった頃は、夫婦共働きで、時間的余裕も、精神的余裕も、経済的余裕も無い自営業を続けていた時代ではあったが、せめて子供達の思い出になれば・・・との思いが有って、春、秋の行楽シーズン等の休日には、忙中敢えて閑を作り、強引に?、家族で周辺の低山を、よく歩き回っていたものだった。その後、次男が小学生になった頃からは、「せめて毎年1回、夏休みには、家族で登山しよう」と決め込んで、尾瀬や八ヶ岳や白馬岳、乗鞍岳、木曽駒ケ岳、仙丈岳等に出掛けたものだったが、それまで、登山の経験等ほとんど無く、体力にも自信が無く、山の知識情報にも疎かった人間が、よくもまあ思い切って出掛けたものだと、後年になってからつくづく思ったものだった。息子達が巣立ってからも、その延長線で、夫婦で細々、山歩きを続けてはいたが、数年前に完全に仕事をやめてからは、時間が出来たものの、今度は気力体力が減退、あの山もこの山も、今や、遠い思い出の山となってしまっており、今となっては、あの頃、思い切って、登山を敢行していたことを、本当に良かったと思うようになっている。ブログを始めてからのこと、そんな山歩きの思い出を、備忘録、懐古録として、ブログ・カテゴリー「山歩記」に書き込んだり、古い写真は、「デジブック」にし、ブログに貼っていたものだが、その「デジブック」が終了したことで写真がブログから消えてしまったこともあり、改めて、古い写真を引っ張り出して、過去の記事をコピペ、リメイク(再編集)してみようと思っているところだ。昔のことを懐かしがるのは、老人の最も老人たるところだと自嘲しながら・・・・。


「西穂高岳」

11年前2011年(平成23年)9月7日~8日に、妻と二人で、西穂高岳を訪ねたことが有った。西穂高岳は、学生時代の夏休みに、同じ学生寮で親しくしていた、松本市出身のU君(以後、U氏と呼ぶ)に誘われ、2人で上高地から登り、上高地に下山したことが有る山で、数少ない青春の思い出の一つになっている特別な山だった。中高年になってからもずっと、是非もう一度登ってみたいの一心が有ったが、なかなか機会が無いまま高齢となってしまい、「その内いつか・・」等と言ってられなくなり、その年に思い切って訪ねたものだった。
もちろん、60年位前にU氏と登った西穂高岳は、セピア色化した白黒写真が数枚残っているばかりで、記憶はほとんど消え去っており、初めての山同然で、期待と不安いっぱいの山行だったが、結果は、天候に恵まれ、無事に帰還、最高の山旅の一つだったと思っている。
ただ、西穂高岳は、痩せた岩稜の厳しいアップダウンの連続、難易度も中級者以上の山とされており、時間的余裕無し&体力余裕なしの老夫婦、後年になってからのこと、よくもまあ訪れたものだと、反省もしたのだった。。
岐阜県側から、新穂高ロープウエイを利用して一気に標高を稼ぎ、しかも、西穂山荘一泊の山行だったが、両日とも爽やかに晴れ渡った秋空の下、360度大パノラマには、シャッターを押しまくった気がしている。残念ながら、夏の高山植物は、花期が過ぎていたことも有り、花の写真は、1枚も残っていないが・・・。
「gooブログ」に引っ越してくる前、「OCNブログ人」時代、山行直後の2011年9月にも、ブログ・カテゴリー「山歩記」に、書き込んでいたが、なんとなく懐かしくなってしまい、外付けHDに残っていた写真を引っ張り出して、改めて、コピペ、リメイクしてみた。
記憶は、どんどん曖昧になってきているが、写真や、当時の記録・メモ等を見ると、あの日、あの場所の情景までが蘇ってくるから不思議なことだと思う。


山行コース・歩程等

(1日目)新穂高ロープウエイ「西穂高口駅」(標高2,156m)→
     西穂山荘(標高2,367m)(泊)

     (標準歩行所要時間=約1時間10分)
(2日目)西穂山荘 → 丸山(標高2,452m) → 独標(標高2,701m)→
     ピラミッドピーク → チャンピオンピーク → 
     西穂高岳山頂(標高2,909m)) → (往路を戻る) →
     チャンピオンピーク → ピラミッドピーク → 独標 → 丸山 →西穂山荘 →
     新穂高ロープウエイ「西穂高口駅」

     (標準歩行所要時間=約6時間)

(昭文社の「山と高原地図・上高地・槍・穂高」から拝借)


古い写真から蘇る思い出の山旅・その26
「西穂高岳」
(1)新穂高ロープウエイを利用して西穂山荘へ


1日目は、新穂高ロープウエイを利用し、「西穂高口駅」から「西穂山荘」へ登るだけのため、自宅をゆっくり出発。鍋平高原駐車場に到着したのは、13時頃だったようだ。

 

新穂高ロープウエー「しらかば平駅」(標高1,308m)
通常運転中で、発車時刻は、15分、45分。(30分毎、1時間に2本のみ)
13時45分発の「新穂高第2ロープウエイ」に乗車したとある。

14時頃、「新穂高ロープウエイ西穂高口駅」(標高2,156m)に到着、
展望テラスで,しばし、観光客に混じって、大展望を堪能
目指す西穂高岳の稜線、「独標」は、どこ?・・かな、

 

笠ヶ岳

槍ヶ岳、大キレット、奥穂高岳、

見上げると、西穂山荘が見える。

「千石園地」から樹林帯の登山道へ、
いざ、出発!

 

登山口から少し下降した後、ジリジリ急登となったが、足慣らし・・、ゆっくりと、
15時30分頃、西穂山荘(標高2,367m)に到着したようだ、

13_x 

展望良し・・、
ゆったり、のんびり、周辺を散策

 

白山?・・かな、遠望、

 

夕食は、17時30分から、入れ替え制で・・・、
山小屋の灯・・、

 

21時消灯、山小屋の窓からは月が見え、翌日の好天を期待しながら就寝。

(つづく)


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