たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

柴田錬三郎著 「赤い影法師」

2018年09月21日 05時27分48秒 | 読書記

図書館から借りていた 大活字本の 柴田錬三郎著 「赤い影法師」を 読み終えた。
単純な忍者小説かと思いきや 三代将軍家光の寛永の御前試合10試合に絡む 虚実混同、数多の人物を登場させ 三つ巴、四つ巴の闘いを繰り広げる、少々複雑な展開と構成、作者 柴田錬三郎ならではの奇抜な空想と創作性が見られる物語だった。

  大活字本 「赤い影法師」

「赤い影法師」 柴田錬三郎著、

「誕生篇」、

「虎伏の剣(こふくのけん)」、
寛永御前試合の第一試合、神道流妻片久太郎時直と一伝流浅山内蔵助重行の対戦、審判は 白扇を持った柳生但馬守宗矩と銅鑼を持った小野次郎右衛門忠常、

「因果坂」、
「前夜行」、
「無刀皆伝」、
「紅葉狩り」、
「剣相」、
「無明縄(むみょうなわ)」、
「火焔問答」、
「秘術」、
「不吉鳥」、
「匂う女体」、
「贋村正(にせむらまさ)」、
「赤猿検分(あかざるけんぶん)」
「十字架」、
「伊賀の水月」、
「円明二刀流」、
「常山の蛇(じょうざんのへび)」、
「牢鼠(ろうねずみ)」、
「巨人征服」、
「呪い鏡(のろいかがみ)」、
「十文字鎌(じゅうもんじがま)」、

「剣仙談(けんせんだん)」、
表向きの寛永御前試合第十試合は 大久保彦左衛門審判で 芳賀一心斎と難波不伝 両老剣士の室内での巷話だった。
第九試合で 松前三四郎が 将軍家光の命を直接狙う事態を見逃してしまった責任で 柳生但馬守宗矩と小野次郎右衛門忠常は審判を辞退していたのだ。
酒を酌み交わし 巷話しをした試合は 引き分けだったが 両剣士が胡座していた跡は濡れていた。対座中一瞬の油断もせず 相手の隙を覗う緊張で全身汗をかいていたのである。

「幻影行列」
実質の寛永御前試合第十試合は 江戸城外で行われた 忍者「影」と服部半蔵との間で行われて凄惨無比な忍法試合だった。
ここで たまたま 先日訪れた 東京都武蔵野市三鷹市にまたがる井の頭恩賜公園付近の描写が有る。
「将軍家の御鷹野行列が 江戸城を出たのは 夜明けであった。そして 井の頭池の駒場野に到着したのが恰度正午であった。井の頭池・・これは徳川家康が開府のみぎり 市街の飲水に指定したところであった。武蔵野は 沼はあっても 清浄な水の乏しいところであった。(中略)、ただ ここに 唯ひとつ 七箇所から冷水を湧かせて七井の池と呼ばれているのがあり、某日 鷹狩りに出た家康がこの水で茶をたてたところ美味であったので、直ちに江戸へ引き入れるようの命じたのであった。大久保忠幸が奉行となって ここから小石川まで 五里二十六町十五間を掘り割って 市街へ配水した。神田上水がこれである。井の頭という名称は 家光がつけたのである。江戸の井戸の頭という意味である。」

「双頭記」、
公儀、服部半蔵、影、真田幸村の三つ巴の闘いを描いている。
死期が迫る母影を追い詰めた服部半蔵も死を覚悟、母影を木の幹に押さえ付けたままで 背後から小野忠常に長槍で突かせ 母影、半蔵は密着したまま 果てる。半蔵の口は「母影」の舌を強く吸い込んで死んでもはなしていなかった。非情冷徹な忍者にも 人間愛が残っていたことを描写している。
最後のシーンは 秩父連山の近くを進む真田左衛門佐幸村、遠藤由利、赤猿佐助の一行。その年の暮れ 30数人の黒影が京の都の西郊の丘陵に現れ 土を掘り起こされたが それが秘宝の隠し場所の謎を解いた幸村の仕業なのかは不明。

石田三成に雇われていた忍者「影」が 京の都三条河原の処刑場から遁れるのに手を貸した忍者 服部半蔵が その15年後に、「影」が隠れている木曽谷を訪ねるところから物語は始まっている。
そこで 服部半蔵は 「影」の子供(女子忍者・子影)と関係も持ったが、それからまた20年後の江戸が舞台となる。
服部半蔵も年老い、子影も年老いた「母影」となっている。
三代将軍家光の時代、寛永の御前試合10試合に絡めた 歴史考証、史実と 作者の空想、創作、虚実織り交ぜた ある意味 荒唐無稽な小説。
柳生但馬守宗矩、柳生十兵衛、宮本伊織、荒木又右衛門、春日の局、大久保彦左衛門、大阪夏の陣で討ち果てているはずの真田左衛門佐幸村、赤猿佐助、等々 後世に名を残す剣豪や伝説の人物を 続々登場させながら その間で 冷酷無残壮絶な闘いを繰り返す 忍者 服部半蔵と 「影」、「子影→母影」、「若影」、忍者三代の生き様を描いている。
御前試合毎の勝者には 褒美として無名刀が与えられたが、その刀には平氏の隠し財宝が埋めてある場所を示す迷語が打たせてあることを知る「影」が 勝者からことごとく その刀を奪う。
謎が解けぬまま 公儀、服部半蔵、真田幸村、「影」、三つ巴、四つ巴の闘いとなり 「影」と「半蔵」は 果てる。


夜なべして 栗の実供え 彼岸入り

2018年09月20日 13時44分43秒 | 暮らしの記録

妻の健康体操サークル仲間に 地元農家の奥さんがいます。
そのお宅は 手広く 野菜や果樹を栽培されており、時々 特別安く 仲間に譲ってくれているようです。
先日も 今年2回目となる栗を 買ってきました。
昨夜 夜なべ仕事で 茹でた栗の皮むきをしましたが 今日は 丁度彼岸の入り、仏壇に備えて。
今日の夕食は どうやら 栗ご飯になりそうです。

 

「夜なべして 栗の実供え 彼岸入り」

「里の秋」
YouTubeから共有させていただきました、

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義姉宅の新家族?

2018年09月20日 08時10分04秒 | 暮らしの記録

3年前に伴侶を亡くし 一人暮らししている義姉宅は わが家から車で40分~50分の丘の上の新興住宅地内に有ります。
すでに 車も手放しており 以前のような 活発な出歩きが出来なくなっているため 時々 夫婦でお邪魔し しばし雑談したり 場合によっては 重い品物の買い物等につき合ったりしています。
義姉自身は しっかりしており 出来る限り 近所のサークル等に参加したりして 孤立しないように努力しているようですが、そんな義姉に 敬老精神、思い遣りの気持ち厚い甥(義姉の次男)が 先日 新しい家族?をプレゼントしてくれたとの 電話があり 早速 昨日会いに行ってきました。

新家族?は ソニーが1999年から販売している ペットロボット aibo(アイボ)でした。
可愛いい!
犬や猫等のペットを飼うことが困難な状態になっている高齢者には 打って付けのプレゼントなのかも知れません。
人工知能で どんどん進化?するんだそうですが 只今 トレーニング中、

義姉お気に入りの野鳥 エナガから 「エナ」と命名、「エナ」、「エナ」と 呼び掛けています。

「お手!」、「握手」、「おかわり」

「いい子だ、いい子だ」、頭なでなですると・・、

うれしそうに 甘える素振り・・、

「こっち おいで」 に反応、

ハイタッチ?

カメラに近づいてきて、

バンザイ! かな?

「ハッピー バースデー ツーユー ♪」、歌うと 反応して 内蔵されている音楽も、

音楽に合わせて 腰を フリフリ、ダンスもしてみせます。

絶えず シャカ、シャカ、部屋中 動き回りますが

眠たくなると(電池が切れそうになると) ちゃんと 自分の寝床(充電器)に戻り・・、

寝床に(充電器に)、就いて 眼を閉じて眠ります(電源OFF、充電中)。
なんとも 健気。

なきごえも 多種、
おねだり、甘え、遠吼え、不機嫌?

1日中 物音のしない部屋も良い場合もありますが 家の中に動きが有り 動物の声が聞える生活、
義姉の暮らしも 新鮮な雰囲気に包まれていました。

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11日振りのプール

2018年09月19日 22時08分00秒 | スイミング

全くのお題目ながら 
週2回を目標にしている スイミングクラブ成人クラスレッスン出席、
ここでまた なんだかんだ有って 
今日は 11日振りの出席と 相成りました。
体調イマイチ、ダルイ、オモイ 
でしたが
19時~20時 
いざ プールに入ってしまえば いつものペース。 

今日は N指導員による平泳ぎ中心レッスン、
毎度 基本、基本の繰り返しですが 
特に キックと 手のタイミングについてチェックされました。
レッスンの最後には プラス クロール 50m × 8本、
レッスン終了後 居残って フリーコースで 50m × 5本、
トータルでは 1,100m~1,200m位かな?
久し振りのスイムで 
ゼーゼー、ハーハーでしたが 
泳いで帰った後は 心地好い疲労感、それなりにすっきりです。
体調イマイチの日こそ スイミングが一番、等と、
自分で頷いているところです。 


なーーんだ、去年も咲いた花だったのか、

2018年09月19日 07時45分05秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

9月中旬、ほとんど花らしい花の姿が見えなくなっているわが家の庭先のプランタで 黄色い花が咲いているのに 昨日 気が付きました。
なんだろう?、花と庭の係の妻も 首をかしげます。
サフラン?、クロッカス?
黄色だし、背が少し高いし 秋だしなあ・・・、
二人で 草花の図鑑やネットで調べますが イマイチ 同定出来ません。
小一時間、ようやく 「ステルンベルギア」ではないか? というところまで たどりつきました。
そこで はたと気が付いて 「ブログ内検索」で 「ステルンベルギア」を検索してみたところ 有りました、有りました。なーんだ、昨年の10月3日の記事に有りました。花名分からず、「みんなの図鑑」の「教えて!goo」に質問したところ、「黄色のタマスダレ(キバナタマスダレ)」・「ステルンベルギア」であることを教えてもらって書き込んでいたのでした。
1年前にも咲いた花で、わざわざ名前を教えたもらった花にもかかわらず、二人共すっかり忘れており ああだ、こうだ・・・、
記憶力減退の老夫婦、何事においても こんな調子、日常茶飯事ではありますが・・・、
とりあえず 名前が分り すっきりです。


ステルンベルギア

ヒガンバナ科、ステルンベルギア属、球根多年草、
    別名 キバナタマスダレ(黄花玉簾)
原産地 地中海沿岸(ギリシャ等)、中央アジア
草丈 15cm~25cm
花色 黄色
   花は クロッカスに似た盃状、
   地面から15cm~20cm伸ばした茎の先に咲く。
開花期 9月~10月、
花言葉 「じれったい」「期待」「あなたを愛しています」「待ちきれない」

来年のこの時期も、多分 「この花 なんだったっけ?」となること必至なんですが・・・・。

ブログは 昨日のことも記憶曖昧になってしまう爺脳に代わる「記憶補助ツール」、
今回も役に立ちました。

 

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水路沿い 赤い帯為す 曼珠沙華

2018年09月18日 18時25分55秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

近所のお宅の後ろ側を流れる小川の土手には 毎年この時期 彼岸花(曼珠沙華)が咲き乱れるので 楽しみにしているのですが いよいよ 咲き揃ってきた感じです。昨年よりは 1週間以上早いようです。
遠くから眺めると 土手が 帯状に燃えているようにも見えます。

彼岸花(曼珠沙華)の見事な名所は 各地に有りますが 最近は 近くで満足、満足・・、


真夏の暑さの畑

2018年09月18日 15時05分31秒 | 畑日誌(見様見真似の野菜作り)

昨日は 最高気温 30℃超の真夏日でしたが 大気不安定で 夜になってから 一時雷雨が有りました。
今日も 薄日が射し、気温上昇、当地の最高気温は 28℃前後だったようです。
前回畑に行ってから あっと言う間に 6日も経ってしまいました。
暑いけど 今日 行かなくては・・・・・、
午前中 やおら 重い腰を上げ 畑に向かいました。

(1)草取り作業、
   あっと言う間に雑草の原と化してしまう畑、
   周りの畑の皆さんの顰蹙を買うことのないように、
      少しづつ 綺麗にしてはいるんですが。

   

取り除いた雑草の山、
2~3ヶ月もすれば 土にかえります。

今日も 高温高湿、畑の中での体感気温は 30℃超、
全身汗ダクです。
無理せず 1区画だけ終わらせ 引き上げました。

(2)大根、小松菜、京菜、順調に発芽していました。

(3)先日 種を蒔いたハクサイ(白菜)、ほとんど発芽しておらず 失敗。
   予備軍として ポットに種を蒔いておいたものを 後日 移植することになりそうです。

(4)収穫、
まだまだ ナス、ナガナス、シロナスが 元気です。
採れ過ぎちゃって 困るのー・・。
ナスづくし。

畑の横の栗林、
実り秋です。

ポトン、ポトン 落ちてきますが、他所様の栗林につき 残念ながら 眺めるだけです。

水を溜めているポリ容器にしがみついているのは クビキリギス(首切螽蟖)?

老体とて こんな暑い日の畑仕事は 2時間が限界。疲れました。
帰宅し シャワーを浴び、遅い昼食となりました。
午後は うつらうつら 船を漕ぎそうです。

 


「シエリト・リンド(Cielito Lindo)」

2018年09月17日 17時18分46秒 | 懐かしいあの曲

ブログ読者maria様からいただいたコメントで 錆び付いた爺脳から ふっと記憶が炙り出されてきました。
1950年代頃だったでしょうか?、一時 中南米、メキシコの音楽が ブームだったことがありましたが すっかり忘れていました。
今でも 演奏会が開催されているようですが しばらく振りに マリアッチ(Mariachi)を 聴きたくなり・・・・、
マリアッチとは 本来 メキシコの音楽を演奏する楽団のことなんだそうですが 転じて 日本では メキシコ音楽そのものを 「マリアッチ」と呼んでいたように思います。
マリアッチは トランペット、ギター、バイオリン、アコーディオン等 6名~12名程度で編成された楽団で、綿のマント、麦藁のソンブレロ等 メキシコの伝統的な衣装で演奏され、陽気な、太陽の国 メキシコを感じさせる曲が多いような気がします。

「シエリト・リンド(Cielito Lindo)」、
YouTubeから共有させていただきました。

maria様のブログ「自然に育まれながら」の記事「マリアッチ」 → こちら

 

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シュウカイドウ(秋海棠)

2018年09月17日 11時01分54秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

この時期、あちらこちらで シュウカイドウ(秋海棠)の花が見掛けられます。
シュウカイドウ(秋海棠)という花名を、初めて知ったのは、昭和30年代、学生の頃、ある女性からもらった手紙に添えてあった「秋海棠の花咲けば・・・・」という詩からでしたが、当時は、秋海棠がどんな花なのかの見当も付かずだったはずです。実際に、秋海棠の花を知ったのは、随分後年になってからのことですが、そんな思い出の有る秋海棠の花、見掛ける度、つい写真を撮ってしまっているのです。


シュウカイドウ(秋海棠)

シュウカイドウ科、シュウカイドウ属(ベコニア属)、球根性多年草、
     別名 ヨウラクソウ(瓔珞草)
     和名「秋海棠」は、春に咲くバラ科のカイドウ(海棠)に似ていて、 
     秋に咲くためその名がついたと言われている。海棠とは別の植物。
原産地は 中国南部、マレーシア半島、
     日本には、江戸時代初期に園芸用として持ち込まれ、帰化した植物。
草丈 40cm~70cm
花色 淡紅色
   同じ株に、雌花と雄花が咲く雌雄異花で、雌花をつける枝は
   垂れ下がっている。
花期 8月~10月頃
花言葉 「自然を愛す」「恋の悩み」「片思い」「未熟」 等々。


 

 

 

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爽やかな朝、日中は暑くなりそう

2018年09月17日 08時29分27秒 | 散歩・ウオーキング

今日は 国民の祝日 敬老の日です。
当地 今朝の日の出時刻は 5時27分。
爽やかです。
天気予報では 最低気温 22℃、最高気温 31℃となっており 日中は かなり暑くなりそうです。

足長オジ(イ)サン、

ワルナスビ

朝露が 残りて清しい 白い花