古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

無人島に生きる十六人    須川邦彦

2020-10-25 10:24:27 | 本の紹介

新潮文庫   平成15年

 

明治の時代に二度座礁して、無人島に生きながらえた

 

十六人の物語を力強く、ほがらかに描いた痛快な作品。

 

明治の男はつよいなあ、と感心する。その昔の日本人

 

は、たくましい。

 

生きるってことがうまい、というとヘンに聞こえるか

 

もしれないけれど、生きるということをしているのが、

 

つねに不安になってくる現代だ。

 

だからって、ボクは冒険して、無人島で暮らさなければ

 

ならなくなるのはイヤだけど。平凡な毎日こそが、ボクに

 

とって、冒険にみちみちているように感じるってことは、

 

スリリングに生きているってことか。っていっても、

 

フツー(フツーってなんだ?)に暮らしているだけなんだ

 

けど。ボクは退屈したことはないな、幸運なことに、ぐわし

 

……合掌。

コメント
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