古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

むらさきのスカートの女   今村夏子

2020-10-29 09:44:45 | 小説の紹介

朝日新聞出版   2019年

 

何年かたっていると思ったが、まだ一年前の

 

話しだった。第161回芥川賞を受賞した作

 

品がこれである。

 

文学ってものの懐の深さがわかる。文学では

 

いかようにも受け手によって作品が違ってく

 

るし、評価も違ってくる。それでいいだろう。

 

それこそが文学なのだ。

 

読んでいる途中は、どうもこれは、と思って

 

いたが、読後感はおもしろいにかわっていた。

 

読みやすいし(実際、改行が多い)、文章に

 

リズムがあるので、とんとんとんという感じ

 

で読み進めてしまい、気づいたら読み終わっ

 

ていた。といっても、古本で手に入れたのだ

 

が、読まれてはいなかった事実がイタイが。

 

買うことはするが、読むには至らなかった

 

本ということか、でも、僕はおもしろかっ

 

たけどね、僕はね、ぐわし……合掌。 

コメント
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