古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

砂の本 ホルヘ・ルイス・ボルヘス

2024-09-01 04:04:58 | 小説の紹介

篠田一士・訳 集英社 1975年

 

砂の本とは始めもなければ、終わりもない本

 

のことだという。

 

この本をどう評せばいいのだろうか。

 

誰も近づけない場所に近づくことなのかも

 

しれない。

 

単純な文体で誰にでも理解出来るもの、という

 

ものは怪しい、と見なければならないだろう。

 

確かにこの本を読んだ、しかして、その先には何が

 

あるのだろうか。文体の中で泳いでいただけだからだ、

 

といったらいいのか。

 

すごく楽しませてもらった。いや、楽しんでいたのは砂の

 

本の方か?

 

(読了日 2024年8・10(土)0:15)

コメント
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