伊藤典夫・訳 ハヤカワ文庫 1953年
この本は僕には珍しく蔦屋で新刊本で買い求めた。
この本は訳が新しい方がよかろう、という判断である。
旧訳はどうやら、やはり、かなりマズいらしく、読めた
代物ではないようだ。
この華氏451度は紙の自然発火する温度で、昇火士という
本を燃やす焚書をする男のことを書いている、ディストピア
小説だ。
SFの文体にもすっかり慣れ、すんなりと読めたので、火星
年代記にも挑戦しようと思っている。
すごく面白かったし、独特のSFの雰囲気がすごく好きだった。
(読了日 2024年8・23(金)23:05)
(鶴岡 卓哉)