角川文庫 2005年
角田さんが若い頃旅したモンゴル、ミャンマー、ベネチア、ネパール
韓国など二十二カ国について語る。
角田さんが旅は刹那的だとあとがきで書いておられたように、前編を
通して、何か醒めた感じが漂い、読んでいるのが辛くなることもある
が、ガンバって読んでいるうちに、独特のユーモアを感じるようにな
り、読んでいることがここちよくなってくる。
特に、最後の方の韓国キューバになると、その文体の中で旅をできてし
まう感じすらしてしまう。
静かな情熱を感じられる一冊だった。
角田さんが若い頃旅したモンゴル、ミャンマー、ベネチア、ネパール
韓国など二十二カ国について語る。
角田さんが旅は刹那的だとあとがきで書いておられたように、前編を
通して、何か醒めた感じが漂い、読んでいるのが辛くなることもある
が、ガンバって読んでいるうちに、独特のユーモアを感じるようにな
り、読んでいることがここちよくなってくる。
特に、最後の方の韓国キューバになると、その文体の中で旅をできてし
まう感じすらしてしまう。
静かな情熱を感じられる一冊だった。