新潮文庫 平成30年
SFチックな表題作、猫を拾いに。ここでひとつ疑問がある。
猫は拾いに行って見つかるものだろうか。大抵、偶然見つけて
拾っちゃった、というのがフツーではないだろうか。見つかる
はずのないものを探しに行く、旅。それは果たして、旅という
ものになっていくんだろうな。
川上女史の真骨頂はこの短編というものにあるんだと思う。前に
読んだパスタマシーンの幽霊もよかったが、この作品集も随所に
冴えを見せる。想像力の横溢、氾濫状態に文学ってサイコーだな、
と思える。
ボクらは非日常を希求するが、それらをあたえられるってことは
そうにない。しかし、本一冊で夢のような映像と非日常が手に入
ってしまうこの作品集はなんといっても読むドラッグといっていい。
………………合掌。
SFチックな表題作、猫を拾いに。ここでひとつ疑問がある。
猫は拾いに行って見つかるものだろうか。大抵、偶然見つけて
拾っちゃった、というのがフツーではないだろうか。見つかる
はずのないものを探しに行く、旅。それは果たして、旅という
ものになっていくんだろうな。
川上女史の真骨頂はこの短編というものにあるんだと思う。前に
読んだパスタマシーンの幽霊もよかったが、この作品集も随所に
冴えを見せる。想像力の横溢、氾濫状態に文学ってサイコーだな、
と思える。
ボクらは非日常を希求するが、それらをあたえられるってことは
そうにない。しかし、本一冊で夢のような映像と非日常が手に入
ってしまうこの作品集はなんといっても読むドラッグといっていい。
………………合掌。
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