新潮文庫 2014年
登場人物は義っしゃんと俺、と犬のクマ。
義っしゃんは八溝で生きるワイルドな男だ。
犬のクマに食(か)せるウサギの汁ものは
すごくうまそうだし、ドジョウ汁も、イノシシ
の肉もなんともうまそうである。
初め、この物語は小泉氏自身の物語かとまた
騙されてしまった。いつも、そういうスタンスで
読んでしまって、やられたなあ、と思うほど、
「俺」は小泉氏の生き写しだ。
それだけ、小泉氏は知識が深いということだろう。
2014年、まだSDG’Sが叫ばれていなかったころ
に、持続可能な生活を提案しているように感じ、
その慧眼に驚かされる。
(読了日 2023年12・16(土)23:10)
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