講談社文庫 1994年
阿部さんのデビュー作。インディビジュアル、プロジェクション
に比して、ややわかりにくく、ストーリーも明瞭ではないが、阿
部さんの生の声に近いのは、アメリカの夜なのではないだろうか。
元々、この人はこんがらがっていて、複雑でわかりにくい人なの
だと思う。こういう人はむりにわかりやすく書こうなんて思っち
ゃあいけないと思う。
とにかく、「スペシャル」であること、「特別」な存在たるには
どうしたらいいのかに腐心する映画人の心象を捉えている。ボクも
そうだから、この作品の登場人物の心がよく理解できる。いや、い
かれてはいないが、いや、いかれてんのか、おい! いえ、いかれ
てはいない(と思います。(希望的観測))…………合掌。
(鶴岡 卓哉)
阿部さんのデビュー作。インディビジュアル、プロジェクション
に比して、ややわかりにくく、ストーリーも明瞭ではないが、阿
部さんの生の声に近いのは、アメリカの夜なのではないだろうか。
元々、この人はこんがらがっていて、複雑でわかりにくい人なの
だと思う。こういう人はむりにわかりやすく書こうなんて思っち
ゃあいけないと思う。
とにかく、「スペシャル」であること、「特別」な存在たるには
どうしたらいいのかに腐心する映画人の心象を捉えている。ボクも
そうだから、この作品の登場人物の心がよく理解できる。いや、い
かれてはいないが、いや、いかれてんのか、おい! いえ、いかれ
てはいない(と思います。(希望的観測))…………合掌。
(鶴岡 卓哉)