角川文庫 1991
ぼくの最近の娯楽と言えば、というか、子供の時から
だから40数年、文学ということになる。ここであえ
ての娯楽といったのには、椎名作品に見るワハワハ的
バカ的読書法によって、何も考えずに単純に文学を楽
しむ、ということを心情にしているからだ。
何によらずバカは最強だ。バカにならずして、なにもし
えない、文学もバカになりきらないとなしえないのだ、
と言ってはばからない。
この作品は89年にアフリカにバタバタ的ドタドタと
足跡を残していった人の旅の顛末を描いたシリーズ第
五作である。
89年といえば、30数年前、もう今のアフリカと状況
は違ってきているだろう。動物たちはどうしているのだ
ろう、ブジか? と思うのだが、マサイ族をムボーにも
撮ろうとする。ボージャクブジンぶりにおののきつつ、
マサイ族のアンネーを祈るおれっちだった。……合掌。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます