文春文庫 2008年~2010年
読んだ感触はすごく静かな感じ。深く底の奥に流れる感情が
脈々と流れているのを確に感じる。そこには、最後には、必ず
音があって。
ボクが六編の中で、好んだのは、「お上手」という、靴の修理屋
との奇妙な関係を描いた作品と、ちょっと趣を異にした「役立たず」
と言う作品だ。
阿久沼がほのかな恋心を抱いている弥生の友達を想う復讐と言った作品。
この作品に思わず、「いいぞ、青山女史!」と喝采をあげてしまった。
意外性というか、オチがちゃんとついているところがなんとも小気味良い。
青山女史は苦労も知らないで、若いころから活躍していて凄いな、といつも
感心するが、この人はこの人で凄い努力してんだろうなあ、と読む作品ごとに
想う。
ただでこんなスゲえ作品が書けるわけがないんだから。
読んだ感触はすごく静かな感じ。深く底の奥に流れる感情が
脈々と流れているのを確に感じる。そこには、最後には、必ず
音があって。
ボクが六編の中で、好んだのは、「お上手」という、靴の修理屋
との奇妙な関係を描いた作品と、ちょっと趣を異にした「役立たず」
と言う作品だ。
阿久沼がほのかな恋心を抱いている弥生の友達を想う復讐と言った作品。
この作品に思わず、「いいぞ、青山女史!」と喝采をあげてしまった。
意外性というか、オチがちゃんとついているところがなんとも小気味良い。
青山女史は苦労も知らないで、若いころから活躍していて凄いな、といつも
感心するが、この人はこの人で凄い努力してんだろうなあ、と読む作品ごとに
想う。
ただでこんなスゲえ作品が書けるわけがないんだから。