古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

悲食記(抄)昭和19年の日記から  古川緑波

2022-11-07 03:11:38 | 本の紹介

「もの食う話」所収    昭和34年刊

 

戦中の日記と思われる。緑波氏は俳優であり、戦中でも

 

撮影していたらしく、ロケ先で、贅沢に飲み食いしてい

 

たことを綴っている。

 

空襲警報も頻繁にブーゥときたらしく、おもしろがってい

 

る節がある。ファンらしき、家に上がりこんでは、生卵から

 

ビフカツ、̪シチュウ、白米を満腹するまで食っている。

 

東京に帰ってくると、東京の飯は赤く黄色いと嘆いている。

 

この日記も15Pほどだから、いいが、全部読むのはきつい

 

のではないか、と思う。丁度、おもしろい部分だけを抜粋し

 

ているらしいので、助かる。

 

筆まめ、日記魔というところは、ぼくと重なるので、他人

 

とはちょっと思えないかな。

 

        (読了日  2022年10・19 22:23)

                       (鶴岡 卓哉)

 

 

 

 

 


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