№21
君の苦悩
君は激しく嗚咽するように泣いている
心は突風の如く吹きすさんでいる
僕は助けることなどできやしないのだ
僕は無力で君の苦悩など分かろうはずもない
君はとても辛い思いをして湖底に沈みこんでいる
君は恋に破れたのかも知れないし
あるいは、誰かのトラップに嵌まり込んだのかもしれない
友情を無くして戸惑い狼狽え
愛情の裏切りを身をもって感じたのかも知れない
ああ、それがどんな理由であれ僕はその苦悩を
判じ得ないのだ、断罪などできるものか
君は君自身で既にそれを行おうとしている
ダメだ、それは存在するだけで君を蝕んだりしない
さらに成長させ、君を、その瞬間を美しくするのだ
僕はそれを知っているし、そしてまた僕は蝕まれ損なわれてしまったりしなかった
そう信じるし、失われてしまうことなどあり得ないのだ
理想はそう易々と手に入るものではないが
その嗚咽が理想へと君を近づけるのだ
寝たら、ランボーになって、町を破壊する夢をみたニャ!
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