古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ジョン・レノン対火星人     高橋源一郎

2018-03-18 10:23:15 | 小説の紹介
新潮文庫(絶版)


ドスケベーにしか書けないような作品だな、と思って調べたら五回も


結婚されてた。これはモノホンのスケベ-の女たらしだな。


でも、作品は悪いわけじゃない、ボクはスゴい好きだし、言語の壁とか、


ジェンダーを乗り越えた、優れた作品だと思う。


どこか夢のようで、人間の思考って、そもそも一直線じゃないような気


がする。あっちいったり、こっちいったり、つまり、スゴく人間的なん



だよね。ある意味、スゴく人間くさいっていう。そして、同時にそういう



邪な部分を取り除いて、ピュアなところだけを抽出したようなところがあ


る。それが、読んでいて不快じゃない、理由なんだと思う。

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