サブローとミッチー
* * * * * * * *
本物の織田信長が「明智光秀」になっていた!
そういう衝撃的なところで、前巻は終わったのでした。
となれば、光秀はまず信長の配下になるわけですが・・・。
姿形だけでなく声もそっくりなんですよね。この二人。
それではまずいだろうということで、光秀は目だけを出した覆面姿で通すことにする。
肺を患っているので、皆さんに移さぬように・・・ということで。
いや~、それにしてもですよ、サブローにまともな知識さえあれば、
明智光秀とくれば心穏やかではないはずなんですが・・・。
だめですよ~、ぜんぜん。
彼は本能寺の変で信長を殺したのは「あいださん」だと思ってるし・・・。
頼みの綱、「現代」から持ってきた日本史の教科書も、この巻の中で灰になってしまった・・・。
いやあ・・・、全くどうなるんでしょうね。この二人。
ここで見る限りは光秀の方はぜんぜん野心なんかなくて、ひたすらサブローに協力的だし、
サブローも頼りにしてるよね。
二人だけの時はミッチーなんて呼んでる。
そもそも、本能寺の変で死ぬのはどっちなのか?という問題もあるよ。
まあ、今から心配しても仕方ないけどね。
この先の展開が楽しみだよねえ。
さて、先にご紹介したお転婆な信長の妹、お市さん。
彼女が浅井長政の元に嫁ぎますね。
娘が三人生まれるけれど、彼女自身は不幸なことになる。
でも、サブローのことだからそんなこと知るわけもない。
彼女は信長上洛に都合がよいので・・・ということで、兄のために嫁ぐ決心をする。
けなげだなあ・・・。
でも嫁いでも相変わらず元気いっぱいみたいですね。よかった・・・。
この巻のストーリーは、信長上洛(京都へ上がること)がメインですね。
それというのは、足利義昭が次の将軍になるよう、朝廷に取りなしをするため。
「将軍」という地位は、こんなふうで、足利家の誰かがなるもので、
実際の権力とはあまり関係がなかった。
だから、義昭が信長の働きに対して感激し、「副将軍」に付けてやるなんていっても、
「ふんっ!」てなもんです。
そうではなく、サブローは「天下布武」、
つまり武をもって天下を治めることを目指していたから!!
カッコいい!!
また、サブローはポルトガルから来た宣教師と会い、
京でキリスト教の布教をすることを許可したりします。
足利義昭は、将軍の自分を差し置いて何故信長がそんな許可を出すのか、と悔しがる。
いつの間にか京の実権は信長が握っているという・・・。
気づくのが遅いよね。
でも、このことがまた問題になっていくみたいですね・・・。
続きは次巻で!
「信長協奏曲 4」 石井あゆみ 小学館ゲッサンコミックス
満足度★★★★★
信長協奏曲 4 (ゲッサン少年サンデーコミックス) | |
石井 あゆみ | |
小学館 |
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本物の織田信長が「明智光秀」になっていた!
そういう衝撃的なところで、前巻は終わったのでした。
となれば、光秀はまず信長の配下になるわけですが・・・。
姿形だけでなく声もそっくりなんですよね。この二人。
それではまずいだろうということで、光秀は目だけを出した覆面姿で通すことにする。
肺を患っているので、皆さんに移さぬように・・・ということで。
いや~、それにしてもですよ、サブローにまともな知識さえあれば、
明智光秀とくれば心穏やかではないはずなんですが・・・。
だめですよ~、ぜんぜん。
彼は本能寺の変で信長を殺したのは「あいださん」だと思ってるし・・・。
頼みの綱、「現代」から持ってきた日本史の教科書も、この巻の中で灰になってしまった・・・。
いやあ・・・、全くどうなるんでしょうね。この二人。
ここで見る限りは光秀の方はぜんぜん野心なんかなくて、ひたすらサブローに協力的だし、
サブローも頼りにしてるよね。
二人だけの時はミッチーなんて呼んでる。
そもそも、本能寺の変で死ぬのはどっちなのか?という問題もあるよ。
まあ、今から心配しても仕方ないけどね。
この先の展開が楽しみだよねえ。
さて、先にご紹介したお転婆な信長の妹、お市さん。
彼女が浅井長政の元に嫁ぎますね。
娘が三人生まれるけれど、彼女自身は不幸なことになる。
でも、サブローのことだからそんなこと知るわけもない。
彼女は信長上洛に都合がよいので・・・ということで、兄のために嫁ぐ決心をする。
けなげだなあ・・・。
でも嫁いでも相変わらず元気いっぱいみたいですね。よかった・・・。
この巻のストーリーは、信長上洛(京都へ上がること)がメインですね。
それというのは、足利義昭が次の将軍になるよう、朝廷に取りなしをするため。
「将軍」という地位は、こんなふうで、足利家の誰かがなるもので、
実際の権力とはあまり関係がなかった。
だから、義昭が信長の働きに対して感激し、「副将軍」に付けてやるなんていっても、
「ふんっ!」てなもんです。
そうではなく、サブローは「天下布武」、
つまり武をもって天下を治めることを目指していたから!!
カッコいい!!
また、サブローはポルトガルから来た宣教師と会い、
京でキリスト教の布教をすることを許可したりします。
足利義昭は、将軍の自分を差し置いて何故信長がそんな許可を出すのか、と悔しがる。
いつの間にか京の実権は信長が握っているという・・・。
気づくのが遅いよね。
でも、このことがまた問題になっていくみたいですね・・・。
続きは次巻で!
「信長協奏曲 4」 石井あゆみ 小学館ゲッサンコミックス
満足度★★★★★