魔都上海を堪能

* * * * * * * *
1941年。太平洋戦争前夜、上海。
多くの映画作品の舞台になっていますね。
英・米・仏・独・伊・・・列強国の租界があり、日本軍が統制している。
そしてまた、もちろん中国のレジスタンスもありまして、
様々な国の利権・愛憎が渦巻く魔都。
これはもうドラマが生まれないはずがありません。
米諜報部員のポール・ソームズ(ジョン・キューザック)が、
友人であり同じく諜報部員のコナーの殺害事件を調査します。
事件をたどると不審な人物が浮かび上がります。
コナーの恋人スミコ(菊地凛子)・・・しかし、コナーの死後行方不明。
中国人実業家 アンソニー・ランティン(チョウ・ユンファ)
その妻 アンナ(コン・リー)・・・彼女はレジタンス組織に関わっているらしい。
日本人将校タナカ(渡辺謙)
ソームズは次第に美しいアンナに心惹かれていくのですが・・・。
物語は日米開戦、日本軍の真珠湾攻撃へ関連して進んでいきます。

魔都上海の雰囲気をたっぷり堪能しました。
そして、このように各国のトップスターの豪華競演・・・、
そういう意味では、グローバルなよい時代になりました。
コン・リーは見る度に思いますが、
欧米の美人女優に全く引けを取らない美しさがありますよね。
東洋の神秘と華やかさを合わせ持つ逸材だと思います。
チョウ・ユンファは貫禄を増しながらもダンディ。
そして、渡辺謙はもう完璧に世界のワタナベですね。
菊地凛子はこの物語のキーパーソンではありながら、
登場シーンはとても少ないのです。
最後まで謎の女。
・・・こういう役はちょっとお徳かも。

ただ、これら豪華俳優陣には納得なのですが、
サスペンス風味がさほど差し迫って感じられなかったこと、
男女間の情熱があまり燃え上がって見受けられなかったこと・・・で、
なにやら淡泊な仕上がりだったように思います。
それにしても、この時代の上海はやはり好きですね。
いつかまた、別のドラマを見たいものです。
「シャンハイ」
2010年/アメリカ・中国/104分
監督:ミカエル・ハフストローム
出演:ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファ、渡辺謙、菊地凛子

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1941年。太平洋戦争前夜、上海。
多くの映画作品の舞台になっていますね。
英・米・仏・独・伊・・・列強国の租界があり、日本軍が統制している。
そしてまた、もちろん中国のレジスタンスもありまして、
様々な国の利権・愛憎が渦巻く魔都。
これはもうドラマが生まれないはずがありません。
米諜報部員のポール・ソームズ(ジョン・キューザック)が、
友人であり同じく諜報部員のコナーの殺害事件を調査します。
事件をたどると不審な人物が浮かび上がります。
コナーの恋人スミコ(菊地凛子)・・・しかし、コナーの死後行方不明。
中国人実業家 アンソニー・ランティン(チョウ・ユンファ)
その妻 アンナ(コン・リー)・・・彼女はレジタンス組織に関わっているらしい。
日本人将校タナカ(渡辺謙)
ソームズは次第に美しいアンナに心惹かれていくのですが・・・。
物語は日米開戦、日本軍の真珠湾攻撃へ関連して進んでいきます。

魔都上海の雰囲気をたっぷり堪能しました。
そして、このように各国のトップスターの豪華競演・・・、
そういう意味では、グローバルなよい時代になりました。
コン・リーは見る度に思いますが、
欧米の美人女優に全く引けを取らない美しさがありますよね。
東洋の神秘と華やかさを合わせ持つ逸材だと思います。
チョウ・ユンファは貫禄を増しながらもダンディ。
そして、渡辺謙はもう完璧に世界のワタナベですね。
菊地凛子はこの物語のキーパーソンではありながら、
登場シーンはとても少ないのです。
最後まで謎の女。
・・・こういう役はちょっとお徳かも。

ただ、これら豪華俳優陣には納得なのですが、
サスペンス風味がさほど差し迫って感じられなかったこと、
男女間の情熱があまり燃え上がって見受けられなかったこと・・・で、
なにやら淡泊な仕上がりだったように思います。
それにしても、この時代の上海はやはり好きですね。
いつかまた、別のドラマを見たいものです。
「シャンハイ」
2010年/アメリカ・中国/104分
監督:ミカエル・ハフストローム
出演:ジョン・キューザック、コン・リー、チョウ・ユンファ、渡辺謙、菊地凛子