徳川家康は歴史上欠かせぬ人物だ
* * * * * * * * *
今巻もまたユニークです。
時を超えてやってきたサブローが、
後は粛々と歴史をなぞるだけと思いきや、
これでもかというふうに、意外な事が起きます。
冒頭、なぜか桃太郎の鬼退治もどきの話になるのです。
長可&森ブラザーズらが「近頃鬼が出る」という噂を聞きつけ、
サブロー信長の許しを得て退治に出かけます。
サブローは「超見たい」から生け捕って来るようにいいます。
さてその正体は・・・!
なんとサブローと同じく時を超えてやってきた、超意外な人物。
いやいや、また驚かされてしまいました。
この人は図体はでかいのですが、とっても気持ちが優しいのでした・・・。
そういう微笑ましいエピソードの後には、いきなりシビアな展開になっていきます。
比叡山の延暦寺攻め。
信長の悪名高い戦略の一つですが、
これを考えたのはサブローではなく、光秀(つまりホンモノの信長)。
この人ははじめ軟弱な登場の仕方でしたが、
次第に本性を現してきたといいますか・・・。
頭の良い人なのでしょうね。
これまではひたすらサブローを敬愛し、補佐するという立場だったのが、
少し様子が変わってきたような。
もしかすると、この光秀にサブローは知らずのうちに操られていくのだろうか・・・と、
先行きが不安になって来ました。
また、サブローと同時代の人物が皆仲間とは限りません。
平成のヤクザ松永は、やっぱりヤクザの本性をあらわにしていきます。
そして、織田勢にとっての目下最大の敵は武田信玄。
四方八方敵ばかり、
なかなか苦戦のサブローに、心強い味方はあの竹千代くん、家康。
しかし、岐阜の信長より先に、武田軍の脅威にさらされてしまう。
圧倒的不利と思われるこの戦いに、乗り出す家康。
頑張れ、竹千代くん!!
面白くなって来ましたねえ・・・。
通常信長とくれば対で出てくる秀吉は、
ここでは一癖も二癖もあるイヤラシイ男で、
虎視眈々と信長の座を狙っている。
そういうのもユニークなんですが、
でもやっぱり、最後に信長を裏切るのは光秀なんだろうなあ・・・。
いや、あれ?
そうなんだろうか・・・?
やっぱり先は読めません。
「信長協奏曲8」石井あゆみ
満足度 ★★★★☆
![]() | 信長協奏曲 8 (ゲッサン少年サンデーコミックス) |
石井 あゆみ | |
小学館 |
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今巻もまたユニークです。
時を超えてやってきたサブローが、
後は粛々と歴史をなぞるだけと思いきや、
これでもかというふうに、意外な事が起きます。
冒頭、なぜか桃太郎の鬼退治もどきの話になるのです。
長可&森ブラザーズらが「近頃鬼が出る」という噂を聞きつけ、
サブロー信長の許しを得て退治に出かけます。
サブローは「超見たい」から生け捕って来るようにいいます。
さてその正体は・・・!
なんとサブローと同じく時を超えてやってきた、超意外な人物。
いやいや、また驚かされてしまいました。
この人は図体はでかいのですが、とっても気持ちが優しいのでした・・・。
そういう微笑ましいエピソードの後には、いきなりシビアな展開になっていきます。
比叡山の延暦寺攻め。
信長の悪名高い戦略の一つですが、
これを考えたのはサブローではなく、光秀(つまりホンモノの信長)。
この人ははじめ軟弱な登場の仕方でしたが、
次第に本性を現してきたといいますか・・・。
頭の良い人なのでしょうね。
これまではひたすらサブローを敬愛し、補佐するという立場だったのが、
少し様子が変わってきたような。
もしかすると、この光秀にサブローは知らずのうちに操られていくのだろうか・・・と、
先行きが不安になって来ました。
また、サブローと同時代の人物が皆仲間とは限りません。
平成のヤクザ松永は、やっぱりヤクザの本性をあらわにしていきます。
そして、織田勢にとっての目下最大の敵は武田信玄。
四方八方敵ばかり、
なかなか苦戦のサブローに、心強い味方はあの竹千代くん、家康。
しかし、岐阜の信長より先に、武田軍の脅威にさらされてしまう。
圧倒的不利と思われるこの戦いに、乗り出す家康。
頑張れ、竹千代くん!!
面白くなって来ましたねえ・・・。
通常信長とくれば対で出てくる秀吉は、
ここでは一癖も二癖もあるイヤラシイ男で、
虎視眈々と信長の座を狙っている。
そういうのもユニークなんですが、
でもやっぱり、最後に信長を裏切るのは光秀なんだろうなあ・・・。
いや、あれ?
そうなんだろうか・・・?
やっぱり先は読めません。
「信長協奏曲8」石井あゆみ
満足度 ★★★★☆