置農演劇部、食育子どもミュージカル『”いただきます”見つけた!』を宣伝する機会をもらってしまった。山形農政局主催の『My食、フォーラム~食事のバランスを考える~』という食について考える集いなんだ。2月28日(水)山形市の霞城セントラル3階の山形市保険センターで行われる。
この集いを知ったのは、わずか、1週間前、今から割り込むなんて、まあ無理だべと思いつつ、高校生の参加と食育ミュージカルの宣伝を御願いした。内容は決まってるし、チラシ・ポスターも広く出回ってんだから、まあ、許してもらって、参加・見学だけだろな、とも思ったが、当たって砕けろ、ダメでもともとの精神で御願いしてみた。
その返事が、昨日届いたってわけ。いえいえ、担当者がわざわざ、お二人もいらして、朗報を伝えてくれたんだ。すでにフォーラムの構成は固まっている、だから、それは崩せない。そりゃ当然だ。でもせっかくの要望なので、意見交換の時に時間をとりましょう、というありがたいお話し。でも、あちらさんにしても、置農?高校演劇部?子どもミュージカル?どこからどう見ても胡散臭さいばかりだよな。半信半疑なんてもんじゃないと思う。これも当然。まあ、会場から手を挙げていただいて、発言って形でどうかって提案だった。
う~ん、どうせ山形まで行くんだもの、なんとか、舞台に上がりたい。だって、うちの部員、フロアからの発言なんててんでダメ、舞台に上がればこっちのものって人たちだからね。で、こっちも、これまで4回の子どもミュージカル公演の実績やら、今年の作品のプレゼン資料やらぱっぱと広げて、おおいに吹きまくった。
作戦見事に成功!本番の衣装や着ぐるみを着けて、コントと歌で宣伝するってことなった。あちらも、堅苦しい講演や事例発表ばかりより、高校生の色物があった方が、面白いって考え直してくれたんだろうね。さらに、話しが弾むうちに、とうとう、最後の5分間を置農演劇部が盛りあげるってことになってしまった。しかも、5分以内ではなく、5分以上とのお言葉までもらって、いやぁ、ありがたい、喜ばしい。
さて、打ち合わせでは、ご要望に合わせて、どうなりと、なんて、調子よく言っていたが、5分間以上の舞台って結構、大変。だって、作品の一部切り取るだけじゃ、さっぱり意味わからんしね。宣伝なんだから、『”いただきます”見つけた!』の全体像提示しなくちゃならないけど、ただ、言葉じゃ面白くない。ミュージカルの雰囲気や登場のキャラクターのイメージも、現物でもろに伝えたい。歌も当然披露しよう。でも、「こんな歌歌います。」ではいかにも芸がない。
よし、わかった。新しいコント作っちゃえ!
ってことで、ついさっき、原稿用紙10枚のコントを仕上げて、参加・出演する三人に、手渡したところ。二日で台詞入れて、三日で仕上げろよ、ってね。それで、彼女らの反応、ええーっ、無理!セリフ多すぎ!覚えられんねえ!なんか、キャラ濃すぎ!!とかぎゃはぎゃは言いながらも、さっさと読み合わせに入るってとこが、さすが、うちの部員だよ。その嬉しそうな顔!いいよなぁ!!尻込みなんて誰もしない。舞台を前にわっさわっさ元気が湧いてくるんだもの。
これが、舞台の魔力。演劇の底力ってもんだよなぁ!!