菜の花座のチンドン屋、えいやっとばかりに初稽古だ!座員全員、ド素人だからね。できんのかい、本当に?2週間前、最低価格のクラリネットを買い込んで、先週、僕がアルトサックスを始めて、昨日、ようやくチンドン太鼓が完成した。これで、3日後には、本番だってよ、おいおい、正気かよ!!
でもね、こういう無謀な企てには、結構物好きな助っ人が現れるものなんだ。今回の必殺仕事人(古いねえ!)は、川西町のミュージシャン、ユキちゃん。バンド活動とともにピアノを教える音楽教室の先生だ。今回は、特別出演ということで、メロディを担当してもらう。今日は、トランペットとアコーディオンを持って参加してくれた。
それと、チンドン大好き人間のよっちゃん!なんと、彼は、このブログが縁で、菜の花座に出向いてくれたんだ。『チンドン芝居書けました。』のコメントを見て欲しい。凄い!インターネットの威力!チンドンの魅力!!もう、究極の出会い系だね。よっちゃんはいろんな楽器を持ち込んでくれた。サンバ用太鼓、チャンチキ、三線。
さて、チンドン太鼓は、菜の花座の組長・睨みのエモッチが担当だ。これに、くーちゃんのサンバ太鼓、ユキちゃんのアコーディオン、よっちゃんの三線が加わり、そして!なんと、僕のアルトサックスだよ。それぞれ勝手に音出して、賑やかにやってたら、本日初お目見えのオガが、やりたそうに見てる。で、彼には日舞の半纏着せて、チャンチキ持ってもらった。と、今度は、ツヨシが羨ましげ。じゃあ、いいから、この着物着て、と、も一つチャンチキだ。
衣装の方も、担当のエミとミホさんが、大張り切り。古着屋で買い込んできた着物を、あっちに着せ、こっちに着せして、ほー、いいじゃないか!なんか、チンドン屋だよって感じに仕上がった。なんせ、エミは、今日に備えて、着付けの勉強してきたくらいだったから。
これに、ようやく音が出るようになった、マイちゃんと着物着てはしゃぎ回ってるマユミが加わって、総勢、何人だ?9人のチンドン隊が出来上がった。まずは、かっこだけは整った。で、音なんだよ、問題は。
これがねえ、いけたんだよ!ほんと!なかなかどうして、それらしいんだよ。まっ、それもこれも、ユキちゃんとよっちゃんのお陰なんだけどね。僕のへたくそなサックスを巧みにカバーしてくれたからね。太鼓の方も、ユキちゃんの指導で、基本のリズムが刻めるようになった。なんせ、太鼓が二人、チャンチキが二人だからね、これは強力だ。少しぐらいメロディがとちったって、どんどん進んでいくんだから。
曲の方は、チンドンの定番、『美しき天然』とご当地ソング『花笠音頭』をまずは、やった。僕は、とにかく、ハ長調とト長調しかできないからね、それにアコーディオンと三線を合わせてもらった。あと、一曲、チンドンと言えばこれ。『竹に雀』を次回3日の稽古で仕上げる予定。で、この三曲を延々、繰り返しながら、小松の町を練り歩くって寸法だよ。
稽古も進み、もう目一杯盛り上がったところに、新聞社の取材が来た。9人が一つにまとまって、好き勝手に演奏やパフォーマンスを繰り広げるところを、ばかばか写真撮ってもらった。記事は、4日のひょっこりひょうたん島スタンプラリーの賑やかしに関連してだけど、しっかり、菜の花座定期公演の方も、売り込ませてもらった。
さーて、本番まであと、3日!楽器の方も、精一杯やって、後は、当日に何着るかだよ。いなせな着物姿で決めるか、ピエロ風の洋装にするか。カンカン帽ってのもいいな、なんて、考えながら、ああ、いかん!こりゃもう、かなり重症だよ。チンドン病が!!
5月4日は、11時と13時の2回、チンドン練り歩きだ。ひやかしにきて下さい。置農演劇部の獅子舞、よさこいソーランもあるからね。