ふふふ、もう飽きて放りだしてるって思ってんだろ。DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトのCUBASEなんて、立ち上げることなくPCのハードディスクの中でお寝んねしてるんだろ、って。
まっ、たしかに、取っ掛かりの時のような燃える情熱は下火にはなってる。ソフトの使い方をマスターすべく、必死でユーチューブ動画あさる、なんてことはなくなった。まあ、だいたいの外観はつかめたんでね、更なる技法の習得は、ゆっくり必要に応じて、ってことにしたんだ。
なんたって、2年計画!だから。焦ることはないのさ。今やって楽しいこと、半歩でも先につながることしてりゃそれでいい。
最近のレッスン、いや、お遊びは、付属音源ソフトハリオンソニックを立ち上げて、そこに入ってるいろんな音を試してみることなんだ。
いやぁ!ほんといろんな音が出せるんだぜ。ピアノでもグランドピアノから西部劇の酒場のあの調子っぱずれ感満点の音まで何種類も準備されてる。エレクトリック系なんて、なるほどこんな音もあるある、から、こりゃしょぼいって音まで、うんざりするほど取り揃えてある。ブラスや管楽器、ここらはちょい、これが、トロンボーン?って首をかしげるものが多いが、ギターとかドラムなんかはまあまあそれらしい音色を出してくれる。中でも面白いのは、ANALOGって括りに入ってる音たちで、なんと130種類以上も用意されている。風変わりな音ってことにとどまらず、勝手にエコーかかったり、キー押すごとに和音や短いフレーズが現れたりして、これはもう、次々楽器を選んで鳴らしてるだけで楽しい。
この音色の選択ページで適当に気に入った音を選んで、キーボードをでたらめに弾いてやると、これがなんと、斬新な曲のように響いてくるのさ。おっ、こんな曲、行けるんじゃないか?とか、おお、俺って才能あるのかも?なんてひと時の錯覚に陥らせてくれるんだ。その音で使ったらどう?なんて和音も提案してくれたり、これを適当にパッド押して鳴らしてると、これまた曲らしく聞こえてきたりする。いやぁ、すごいぜ、DTM!
なんだい、子どものおもちゃかよ、ってうん、まあ、そうも言える。そんなこといつまでやってたって、DTMで新曲作るなんて無理じゃね?って、いや、だから、2年計画だから。先は長いんだから。まずは、このソフトでできること、出せる音を知るってこと、そんなことしながら、自分の好みを探って行く、それが、ただ今のDTMレッスンなのさ。
まっ、そのうち気に入った音、これぞ!ってメロディ、このベースライン、そして、リズム、じわじわと、あるいははっと閃き、浮かんできたりするさ。なっ、慌てるこたぁないんだぜ。
って、ことで、ジジイのDTM、細く長く継続中だぜ。