ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

雨、雨、降れ降れ、もっと、・・えっ?止みそう!

2020-06-20 15:57:08 | 農業

 つづきだ。昨日のブログの。

 久しぶりの雨降り、有頂天で農作業お休み!っと宣言して、心行くまで雨を楽しもうぜ、って外を見たら、えっ、ええーっ!雨、止んでるよ!ど、どうした天気予報、前言否定か?口から出まかせだったか?慌ててネットチェック、雨雲レーダー。おお、そうか、10時ころから小雨、11時過ぎて本降りらしい。ってことは、しばらくの間、雨の中休み。だったら、予定通り除草機押し2の2、つまり、2回目で2枚目の田んぼ、実行しちまった方がいいんじゃねえか?一日延ばせば草もその分生がるわけだし。

 よしっ、やる。除草機押す。

 降り始めたら止めりゃいいんだよ。できるところまで終わらせておけば、明日が楽だ。そう、明日は熊出没対策の河川清掃もあるしな。まっ、2回目だから、ちっとは軽く押せるかも。いやいや、それは昨日の2の1で見込み違いを叩きこまれたじゃないか。甘い見通し、痛いしっぺ返し!見くびらぬためにも、今日できるだけやっておこう。

 おおっ、土、軽いじゃん!じゃっじゃと進む、ってほどじゃないが、昨日のように全体重を除草機に掛けて歯を食いしばる、なんてバーベル上げの筋トレにゃならない。腕の力と足腰だけで1歩1歩土をかましていける。途中、畝間が狭くて四つん這いで手取り、なんて原始農法もあったが、まず快調なテンポだぜ。曇り空、涼しいしな。こりゃ、降りだす前に、半分以上は終われるんじゃないか。

 この田んぼ、去年までは草だらけの荒れ放題だったんだ。コナギも手強いし、オモダカも執拗に顔を出す。ヒルムシロもあちこちでお店広げてるし、何よりホタルイの繁茂がすさまじい。刈り取った稲束なんて、半分がホタルイじゃないか?!ってくらい勝手気まま、縦横無尽に田に蔓延っていたんだ。

 それが、・・なんか、少なくないか?そろそろ面積の半分に差し掛かろうってのに、コナギもまだ双葉のままだし、オモダカも数えるほどしか抜き取っていない。驚きはホタルイ!ええーっ!こんな生えてなくていいの?

 変わったことしたか?なんか悪いことしたか?昨日のコシヒカリの田だって、けっこう悩まされて何度も手取りのための途中停止させられたんだぜ。

 違うことっていったら、堆肥の量を思い切って増やしたことくらい。その影響は、畔沿いのイネが元気になったってことくらいで、雑草抑える働きなんてあるわけない。土のトロトロ感は増したけど。それだって、雑草の発芽抑制するまでにゃほど遠いだろうし。

 うーん、何故だかわからんが、うほほっ、きれいだぜ。さらに、進む。ますます草が少ない。不思議だぁ、が、理由の詮索なんてどうでもいい。ほっ、いいのかい?こんなことで。嬉しいねぇ、幸せだぜぇ!

 この幸福感!わからんだろうなぁ。一度除草機押しただけで、こののどかな佇まいなんだぜ。草といえば、株元をコナギ幼生が取り巻く程度。あの売れ放題の雑草天国、この穏やかな表情はどうだ?

 少ない雑草、幸せな高揚感、雨?そんなもん気になるかよ。土砂降りだって最後まで押し切るぜ。と調子アップでざっざと押し進み、予定より30分も早く作業2の2、完了だ。

 雨雲?そんなもん気合いで吹き飛ばしちまったぜ。えっ?いかん!降ってもらわにゃいかんのだった。水不足、深刻なんだった!

 

 

 

コメント
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